令和元年五月一日

前を向く時がやってきました。
今日からまた新しい日が始まっていくわけですね。
まだ馴染まない令和元年という文字に少し心躍らされながら、まるで一月一日のように、これからの動機づけに熱を上げる日になりました。

実際には何気ない日常で、ふつうの五月一日、ふつうのGW、ふつうの水曜日、という幾つかのありきたりなものなのだけれども、この改元という、特別な機会があることによって、少しばかり気持ちに張りが齎されることは、日本人でよかったなぁと思わされるところがあります。

令和元年一月一日という日や四月末までの元年はなく、次の年明けには令和二年を迎えるわけで、この短い、妙に元年という年数がしっくりくる、既に名残惜しくなりかけている令和の元年が、明るいものになればよいなぁと思うと同時に、昔から改元によって世の中をリセットしたがる風潮というのも分かるところがあります。

今のところ、令和、という文字や、元年、という文字の影響で、やたら漢数字で年数を書きたくなるのだけれども、そのうち令和〇年の数字が見慣れるようになるのでしょうか。

即位の式典を見ては、成年男性皇族が少ないなと思ったり、女性皇族はすごく多く見えるな、と思うなど、いつまで続くのかわからない皇室を改めて感じる一方、新しく即位された陛下や皇后陛下のお姿には確かにこれまでとは異なる尊崇を感じ、自分自身の私的な世界と皇室国家の公的な世界と、多面的な世界の中で動いていく不思議な感覚にとらわれていました。

この厳かさと和やかさはできればずっと続いていって欲しい。
取り巻く環境がどういうふうに変わっても、そこは変わらないで欲しいと願うばかりです。

いい春になりました。

自分の日常を少し楽しく。つれづれつらつら‥