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零人称

またmonogataryで面白い議題があったので書いてみました。
ネット社会でしか生きられない若者を描きました。

1部抜粋↓

「…これ、ください。真ん中の奴と右の奴。」

ワイはミリタリーショップで店員さんと二年ぶりに人と話している。出会い系サイトで知り合った女と別れて以来、人と全然話していなかった。
食事以外で口を動かすこともない、ワイはネットの掲示板で無差別に恨みつらみを叩きまくっている情けない方法でしかコミュニケーションができない。


「お兄さん、キャンプとかされるんですか?良い目をお持ちですね!この二つはキャンプには持ってこいの代物ですよ。」

若い男性客は二つのダガーナイフを丁寧に梱包しながらワイに話しかけた。なんて素敵な笑顔なんだろう。僕と友達になってくれたらいいのに。

「…あっ、ありがとうございます。」
会計を済ませた途端、孤独がワイを覆いかぶさった。
店を出て近くの駐車場に止めてあったレンタカーの軽トラに乗り込んでもその孤独はワイに付きまとい、離れようとはしなかった。
色々考えるしかなかった。

てゆうか、普通に友達が欲しかった。もっとまともな家庭環境が欲しかった。ずっと記憶に残るような恋愛がしたかった。誰か傍にいてほしかった。

トラックに乗っている間、


全文↓

https://monogatary.com/story/132681

お時間があればどうぞ!