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F1日本グランプリ直前、F1解説

本日も読んでいただきありがとうございます!
本日はF1の基本についてお話ししたいと思います。

2024年のF1シーズンは、2月29日に開幕していて、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアとすでに3戦が終了しています。
それなのに、なぜ今更?と思うかもしれませんが、実は第4戦の4月5日から4月7日までが、日本グランプリなのです!
そのため、日本グランプリ前にF1の話をしておこうと思いました。


基本的な知識

まずは、ざっくりとした説明からさせていただきたいと思います。
かなり細かいとろを端折っているので、その点ご了承ください。

位置付け

F1は、モータースポーツの中でも最高峰と言われていています。
モータースポーツというと、ラリーだったり、インディカーなど様々なジャンルがありますが、F1が最高峰に位置付けられています。
それは、時速300キロを超えるスピードと、投下されるテクノロジーが理由であると思います。

チームとドライバー

現在、チームは10チームあり、それぞれのチームに2台、2名のドライバーでレースが行われます。
したがって、合計20台でレースを行うことになります。

速い車とは

F1カーは、大きくはボディとエンジンとドライバー、そしてチーム力の4つ要素が揃って初めてレーズで速く走れるようになります。
エンジンがいくら良くても、ボディが良くないと速いF1カーにはなりませんし、その性能を活かすドライバーがいないと、当然速いタイムは出ません。
また、刻々と変わるレースよ状況を見ながら、タイヤ交換のタイミングなどを指示するチーム力も、勝敗に大きく影響します。

予選と本戦

冒頭で、日本グランプリは4月5日からとお話ししましたが、これは予選というものが行われるからです。
最近は、一部レースで特殊なルールが適用されることがありますが、基本的には練習走行というものが3回行われてから、予選が開始されます。
各チームは、3回の練習走行で、車をレース場のコンディションに合わせ調整を行うことになります。
予選は、合計Q1からQ3まで行わます。それぞのQ1、Q2で下位5台がノックアウトされるので、Q1では20台、Q2では15台、Q3では10台で1周のタイムを競います。
この時の、タイムの順位によって本戦のスタート位置(スターティンググリッド)が確定します。
レースは、概ね50周以上を周回して、タイムを競います。
上位10位までは、ドライバーと車(コンストラクター)にポイントが付与され、最終的に多くのポイントを獲得したドライバーとコンストラクターが表彰されます。

注目のチームなど

独断と偏見でティアーに分けてチームを紹介します。

ティアー1

レッドブル/ホンダRBPT

3年連続優勝、2年連続コンストラクターズチャンピオンと、現在最も強いチームです。
2019年から2021年まではホンダがホンダの名前でエンジンを供給していて、2022年からはホンダが公式にはF1から撤退したため、レッドブルから委託を受けてエンジンを供給しています。
ドライバーは、マックス・フェルスタッペン選手とセルジオ・ペレス選手なのですが、このマックス・フェルスタッペンが現在最も早いドライバーで3年連続優勝中です。
先に述べて、ボディ、エンジン、ドライバー、チーム力全てが優秀なチームです。
今のところ、レッドブルが他のチームからは頭ひとつ抜けている感じです。

ティアー2

フェラーリ

F1の歴史の中で最も古いチーム、且つ打倒レッドブルの最右翼とされています。ドライバーのシャルル・ルクレール選手、カルロス・サインツ選手はどちらも優秀なドライバーです。
ボディ、エンジン、ドライバーはいいのですが、レース中に時折致命的な判断ミスを犯すため、あと一歩レッドブルに勝ちきれないところがあります。

メルセデス

年間チャンピオンを7回も獲得している、ルイス・ハミルトン選手と若手のジョージ・ラッセル選手という非常に優秀なドライバーを要するチームで、年間優勝回数9回、コンストラクターズチャンピオンも8回獲得してるチームです。
ただ、2021年から主にボディの開発に失敗してしまい、現在のところかなり低迷(といっても、上位チームにはとどまっているのですが)している状態です。

アストンマーティン

2005年と2006年に年間優勝をしている、フェルナンド・アロンソ選手と、若手のランス・ストロール選手のチームです。
オーナーのローレンス・ストロールが湯水のようにお金を注ぎ込んで、トップチームにしようとしているおかげで、昨年はボディの開発がうまくいき、一気に上位チームに駆け上がってきました。エンジンもメルセデスから供給を受けていて、昨年は低迷している本家メルセデスを上回る成績を残すこともありました。

マクラーレン

若手の非常に優秀なドライバーランド・ノリス選手と、オスカー・ピアストリ選手というコンビのチーム。このチームもメルセデスからエンジン供給を受けていて、昨年はボディの開発も比較的良好だったため、レッドブル、フェラーリを凌ぐ展開も多々ありました。
今年も、オーストラリアグランプリでは、3位と4位に入っていて、調子がよさそうです。

以上が上位チームで、これらのチームが順当にレースを展開すると、1位から10位は自動的に確定してしまうというのが現在状況です。
F1では10位までしかポイントが獲得できないため、ここまでのチームでポイントを分け合うという感じになっています。
そして現在は、このティア2とティア3の実力差がかなり開いている状態です。

ティア3

アルピーヌ

ピエール・ガスリー選手、エステバン・オコン選手というオールフランスというチーム。チーム体制もかなり立て直しをしているのですが、なかなか軌道に乗らない状態です。
今年も、お世辞にもいい状態とは言い難いスタートです。

ザウバー

元メルセデスにいた、バルテリ・ボッタス選手と、中国人初のF1ドライバー周冠宇選手(ジョー・ガンユ)がドライバーです。フェラーリからエンジン供給を受けていますが、決していい状態とは言えない状況です。

ウィリアムズ

元レッドブルにいたアレックス・アルボン選手と若手のローガン・サージェント選手というドライバーで戦っています。メルセデスからエンジン提供を受けていて、現在のチーム代表も元メルセデスにいた人なので、事実上メルセデスのジュニアチーム(野球の二軍みたいなイメージ)という人もいます。
アレックス・アルボンというドライバーも悪いドライバーではないですし、エンジンもメルセデスのエンジンなので、ある程度条件は揃っているのですが、結果が出ていない状態です。

RB

レーシンブルというチームで、なんとなく「察し」だと思いますが、ズバリレッドブルのジュニアチームです。
4年目23歳の角田裕毅選手とダニエル・リカルド選手がドライバーです。
当然のことならが、レッドブルのホンダエンジンと同じものを搭載しているにも関わらず、昨年も非常に苦戦したチームです。
今年は、ボディがかなり改善したようで、角田選手が10位以内でスタートする場面もあり、オーストラリアグランプリでは、8位に入っていました。
今年は、期待できるかもしれません。

ティア4

ハース

アメリカのチームですが、今年からなんと小松礼雄さんという日本人がチーム代表を務めています。
これまで、日本スポンサーのF1チームで日本人が代表を務めていたケースはありますが、叩き上げで日本人がチーム代表になったケースは初めてです。
昨年までは、ダントツ最下位の状態だったのですが、今年に入って成績が出るようになってきました。新代表のおかげかもしれません。

おわりに

長くなってしまいましたが、以上です。
個人的には、RBの角田選手にまたポイントを取ってもらいたいと思っています。
上位チームの壁はかなり厚いですが、オーストラリアグランプリでも、レッドブルのフェルスタッペン選手がリタイヤしましたので、何が起こるかわかりません。

今回は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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