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kazのこんなカメラ㉓ Canon EOS-M3

 実は、ここの所趣味に全く時間を費やせていない。
 
 と、いうのも実は今住んでいる家が老朽化している為に引っ越しの準備を急ピッチで進めているからだ。幸い、同じ埼玉県内に祖父が買った家があり、祖父が亡くなったため長いこと別荘として使ってきた家があった。そちらに引っ越す為、引っ越し先などは問題ないのだが、問題は新居の立地だ。

 駅からかなり離れており、周囲には畑くらいしかないため、何をするにも車が必要となってくる。
 そんな訳で、免許を取ってから十数年もの間ただの一度もハンドルを握ったことが無かった私は急遽車を買い、運転の練習に費し、そして自損事故を起こして修理に出したり。
 まあとにかく年始に掛けては引っ越しで忙しく、写真は撮れないゲームも出来ないプラモも組めないと中々大変なのであった。

 そんな中、ジャパンカップはなんとキャンセル待ちのチケットを手に入れる事が出来、現地で観戦することができた。


 キャンセル席なのに席の場所も絶好で、まさに撮影向きである。


 ここからいつものようにCONTAXにテレテッサーを付けて取ればバッチリのアングルに……
なる予定だった。

 ゴール前とウイニングランの撮影の為、フィルムを4枚ほど残して本馬場入場を撮影していた時だった。

 CONTAX139に付けているワインダーが巻き戻しを始めてしまう。
 ここのところワインダーの調子が悪く、電池を替えてもテストボタンでは正常に動作するものの、実際に使用しようとすると巻き上げなかったり、妙に巻き上げが遅かったりすることが続いていたのだが、まさにジャパンカップの出走直前にフィルムが終わってしまった。
 昨今のフィルムの値上がりもあり、予備のフィルムはたまたま持ち合わせていなかった。
(カメラバッグを漁ったらパトローネが出てきたが、撮了後の現像待ちのものだった)

 そこで、望遠機能が死に腐っているLeitz Phoneのカメラで無理やり撮ったゴールの瞬間がこれだ。


 くっ、予備のフィルムさえあれば……!(CV:林一夫)

 ここで賢明な読者の方にはある疑問が浮かんでくるかもしれない。
「前にも同じようなこと言ってコンデジ買ってなかったっけ?」

 正 解 。

 確かに望遠に強いコンデジを買っている。

 いや、ね、その、ね……ちょっとこう、会津に遊びに行ったんです。
 そこで写真撮ってたんですよ。雨の中。ええ。


 ぶっ壊れてしまったわけです。はい。水吸って。

 最初は動いてたんだけどなー。そのまま使ってたので恐らく中に水が入ってショートしてしまったのだろう。

 そこで、私は急遽、競馬撮影に適したデジタルカメラを探すことにした。
 いや、PENTAXのデジ一は持ってるのだが(PENTAX K-1)フィルムカメラと望遠レンズ、更にフルサイズのデジ一を持ち出すと嵩張って重い。加えて言うとPENTAXのスマホ転送アプリは出来があまり宜しくなく、スマホへのダイレクト転送も劣る。

 はい、ここまでが今回の前置き。

 ある日私はふと閃いた。
 「ミラーレス一眼ならフランジバックが構造上短いから、アダプタを噛ませばCONTAXとレンズが共用できるのでは」

 たまたま競馬好きのフォロワーをカメラ沼に沈めようと希望と予算を聞いてエントリー機を品定めしていた時のことであった。

 そうしてCanonのミラーレス一眼が候補に上がる。APS-Cのセンサーサイズ、更にはCanonのAPS-Cは一回り小さいため焦点距離が1.6倍となる。
 テレテッサー300mmが換算480mmとなる計算だ。更にテレコンを噛ませれば960mm。充分すぎるにも程がある。
 
スマホ転送も優れ、ボディも小さい。少し古い機種なら価格も大して高くつかない。

 丁度江田照男が中穴を開けて私に万馬券をプレゼントしてくれて予算もできた。


 狂喜乱舞する様。(馬単で3万くらいになった)

 と、大凡このような形で手にする事となったのが、CanonのAPS-CミラーレスのEOS-M3だ。



 本来、EF-Mマウントという個別のマウントに対応するミラーレス一眼だが、構造上フランジバックが短いのでマウントアダプタを使うことで(当然マニュアルか絞り優先しか使えないが)色々なマウントのオールドレンズを取り扱える。


 取り敢えず(割りとレンズの揃いがいい)ミノルタのアダプタを使用してみる。
 35mmのレンズだと1.6倍して換算56mmとなる。

 50mmマクロは換算80mmとかなり扱いやすい画角となる。


 なんだかんだでかなり使いやすいと思う。

 また、ヤシカ・コンタックスマウントアダプタも買ったため、フィルムカメラとレンズを共用する予定である。


 若干トップヘビーとなるが、軽く試したところ問題なく使うことができる。ただし、手ブレ補正機能はないのである程度慎重なシャッターは必要となってくるが。

 と、いうか我が事ながら純正のレンズ買ってやれよ、と思わないことは無いわけではない。

 さてここまで書いておいてなんだが有馬記念の指定席は凄まじい倍率であった。



 宝塚音楽学校の入試倍率かな?

 実は、このようにカメラは用意したのだが……

 指定席の抽選には全部落ちてしまっている。






 kaz

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