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湯のみだと思ったらコップだった【返信記事】

お久しぶりです。葬祭の道化師 原作の風林です。
1ヶ月ほど更新を休んでいたというのもですね、活動の方が色々活発になってきていたっていう言い訳があるんですけども、その報告はまた別の記事にてお話させていただきます。

本日はですね、僕の記事へコメントをくださった方への"返信記事"と言った形になりますが、多くの方にも通ずるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
では、本題に入ります。

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コメント頂いた記事はこちらに貼っておきますが、読むのだるいよって方でもわかるようにザックリ要約すると…

「敬語は使わせるものじゃなく、使うかどうかを自分で決めるものだよね」

といった具合になります。
この記事にですね、イタリア在住の方から返信を頂きました。ありがとうございます。

内容は、気になる方はコメント欄から見ていただくとより鮮明にわかるかと思いますので、ここではフレーズだけ切り取らせて頂きご説明します。

イタリアでは上下関係なく、基本タメ口である。丁寧語もあるが、よそよそしく感じる。
敬う気持ちがあればエネルギーとしてそれは伝わってくる。

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このコメントを頂いて、僕なりに色々感じるところがありましたのでお話致します。

まず、僕は日本在住で髪の先から爪の先まで日本人なんですね。
やっぱり、今でも日本は縦の関係が強いんですよね。上司にはとりあえず敬語みたいな。
もし、上司に「おはよー、ドラクエ最新の出るよね!予約した?」なんて言ってみた日にはもう自らキャリアを棒に振るうようなもんです。

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ところがですね、コメントくださった方も仰る通り、イタリアだけでなく別の国ではそのしきたりが無かったりするんですね。

ここで僕が思ったのは、外国語を学ぶメリットの大きさです。
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もともと、Web3.0に近づいてきている現代、メタバースの仮想空間やDAOの概念が染み渡るとやっぱ外国語を学ぶメリットは少ないよね。って思ってました。
翻訳が強力になりすぎて、自分が学ぶ方が効率悪い。
もはや、外国語っていうものは"語学"から"趣味"へと切り替わっていく…

なんて思ってたんです。

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ところが、今回はコメントを頂くことで客観的なものの見方ができるようになりました。

複数の言語には、複数の背景が必ず付いてくる

ここにがすごく重要になってきます。

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例えば、
日本には完食のマナーがあります。
やはり、バカボン母の言うように「お残しは許しまへんでー」が当たり前ですね。

ところが、中国では"お残し"がマナーです。
完食してしまうことで、『足りなかった』という意思表示になってしまうんですね。
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もう1つ例を上げてみましょう。
日本のホテルでは部屋のお湯が出ないなんて事態が発生すると、まずクレームものです。

ところが、フランス等のホテルで同じような事態が発生しても大した問題ではありません。
バスが数十分遅れても、運転手は知らん顔です。

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多分こういう文化の違いって複数の言語を学ぶ過程で目の当たりにするかと思います。

ひとつの言語に…いや、ひとつの文化に縛られているとこういった目線は得られないんです。

「これが正しくて、これが間違いだ」
から
「こういう考え方もあるよね」
に切り替えることができる
それが"今後の外国語を学ぶメリット"になってくると思います。

コメントをくださった方は既にこの考え方が身についた柔軟な方であると言えますね。
改めてコメントありがとうございました☺️

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僕の独自アプリにて連載している漫画
「葬祭の道化師」も従来の漫画とは大きく仕様が変わっております。
・出版社を通らない
・読者が編集者

きっとこのようなスタイルに後ろ指を指す方は多くいらっしゃるでしょう。
漫画じゃない、落書きだとか笑笑
落書きってのは画力面でも言い返せないです笑

ところが、ここに後ろ指を指す人って
この記事のルールに則ってお話すると、言い方が悪いですが"ひとつの文化に縛られた、凝り固まった考え方しか持てない人"ってことになりますね。

「こんな文化があってもいいじゃないか」をまだ知らないんです。「これが善で、これが悪」はリスクだということを認識しておくことが大事ですね。

こちらから見て"湯のみ"だと思っていたのに
そちらから見たらおっと、持ち手がついてる。
これは"湯のみ"じゃなくて、コップか。

って気づけるのが外国語を学ぶ良さだと、
教えていただく学びの機会になりました。

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ということで、本日はこのようなテーマでお話しましたがいかがでしたでしょうか。

今後とも、"返信記事"は大きく取り扱っていこうと思いますので、ぜひ皆様もご自身の考えを留めておかず誰かに投げつけてみてください。


©カザバヤシ/葬祭の道化師


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