変質者の心理を聞いてみた

ちょっと前、去年の12月ぐらいかな?
深夜にクレアモールを一人でお散歩。(まあこの時点で危ない場所に行く私が悪い。けど仕事が行き詰って考え事をしたかった。考え事するのに歩くのが一番)

すると、前からサラリーマン風のおっちゃんがやってきた。
なんか変な雰囲気。酔ってるからかな?
と思ったら、私の後ろに回って、私のお尻をぐにっと一揉みして走っていった。

なんだこのオヤジ!?
腹を立てた私は、大声を出してオヤジを追いかけ、オヤジのスーツをつかむ。

オヤジ「離してください」
私「離してくださいじゃないんだよね。いきなり人のお尻揉んでおいて、何言ってんの? こっちとしては揉まないでくださいだよ」
オヤジ「すみません」
私「なんで人の尻無断でもむの? しかも私みたいな太ったおばちゃんの尻。楽しい? いや若いこのを触れって教唆じゃないんだけどさ」
オヤジ「…………」
私「黙ってちゃわかんないよ。私は私の尻を突然揉んで走って去っていった、あなたの心境を聞きたいの。それとも警察呼ぶ? 恰好からしてサラリーマンだよね、社会的に厳しくなるけどいい? 心境を話してくれて、二度としないって約束するなら、警察は勘弁してあげるからさ。なんで私をターゲットにしたの? ほかにも女の人いっぱいいたじゃん。いや、他を触れって言ってないからね? 触っちゃだめだからね」
オヤジ「おとなしくて文句言えなさそうな人だと思ったから、触ってもいいかなって」
私「見る目ないねえ、あなた。私、性格のきつさが顔に出てるってよく言われるよ? それより、おとなしくて文句言えない人だったら触っていいの?」
オヤジ「…………」
私「二度とやんないって約束してくんない? あと、一度も誤ってもらってないんだけど、悪いことした自覚ないの? 警察呼ぶ?」
オヤジ「二度としません。申し訳ありませんでした」

とりあえず、解放した。
深夜のクレモだから、人結構いるんだよね。ホストのあんちゃんとか、遊びに来た若者とか。

でも、意外と誰も助け船出してくれないよね。まあ必要ないと思われたのかもしれないけれど。

痴漢する人も同じ心理なのかなあ。
とりあえず、おとなしくて文句言えなさそうな子を選ぶ。
っつか、女ならだれでもいいんか? 風俗行っとけよ。

これで変質者に合うの4度目ですね。

一度目は関東来て、電車で初めての痴漢。
痴漢なんて都市伝説だと思ってたからちょっと感動気味に「あ、これが噂の痴漢か!」と叫んだら止まった。誰が触ってたのかもわからない。

二度目は、家の窓にカーテンつけてない場所があって。
道に沿ってないし、奥まったところの窓だし、カーテンレール取り付けるのも面倒だからいいかなと思ってたら。
そこで、作業してる私を、にやにや眺めてたおっさんがいた。
「待てやコラァ」と窓から外に出て追いかけた。
しかし追いつけなくて走りながら警察呼んだら、警察に追いかけるなと怒られた。
でもそれ以来、二度とこの人はやってきていない。
気弱だと思ったら追いかけてこられたのが恐怖だったのだろうか。

三度目は、やはり電車の中。
混雑した電車の中で本読んでたら、コートから立派になったモノを見せられて、邪魔くさいから無視してたんだけど、しつこいから仕方なく顔を上げた。
(本当は手と本が汚れない方法でたたいてやりたいぐらい邪魔だった。
集中して本読んでいたかったのに)

私「あのさ、見ててわからない? 私本読んでるの。忙しいの。見せたいならほかの場所言ってくんない? 私は見てあげる時間がないからね」
その人はコートをしまって、隣の車両に移っていった。
この時ちょっと「本当に違う人に見せに行ってたらどうしよう」とちょっと思ったけど、隣車両の女性陣は大丈夫だったかしら(だから今回はほかの女性にも触るなと強くいった)

まったくうれしくない体験ですが、分かったことは。
周りに人がたくさんいて(家の窓除かれて大概ね)、変質者に困らせられていても、割と助けてくれない。

以来私は、ほかの女性が変質者に困らされていたら助けようと心に決めている。
けど、目が悪いのか、混雑電車で自分も大変だから、困ってる女性を見かけたことは一度もない。(見逃しているのかもしれない。だとしたら申し訳ない。

とりあえず今回は、太ったおばちゃんの尻を一揉みした人の心理を聞いてみたが、全員に聞いてみたいね。
なんで私にそんなことすんの? 何を基準に選んでるのって。
あと、やっぱり警察には突き出すべきだったのかもしれないとも思っている。(でもスーツ姿見たら、この人ばれたら会社首になるのかなあ、そしたら社会的に終わるよねえと同情してしまった。

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