廃棄されました。再リフォームでもトラブル発生。

1回目のリフォームで請け負ったA社が行った工事で欠陥住宅となり(水回りの排水勾配が足りない等10か所以上の欠陥)、ほぼ3年間かけて調停裁判を行って決着。

今回、慎重に慎重を重ねながらB社を選び、工程表すら提出してこない(←一般的にはあり得ないが、コロナ禍・A社の杜撰な工事の修正も解体しないとわからない事情で、3回は声をかけたが提出はなかった。)状況の中、工事をさせていた。


解体していた業者は、取り付けてあったすべての家具も部品(小さな金物まで)廃棄せず取っておいた。
完成間近になった昨今、ふと廃棄物としてまとめた合ったところに引き出しが。

『なんで捨てるの?!』

既に引き出しが入れてあった家具外側(細かく言うと、側板、背板、方立)が分解されていて廃棄物の袋に入っている状態。
だいたい、金物カットして使ってくださいと話していた、ガチャレールもすべて廃棄になっている。


気が付いた日曜日にすぐさま現場監督に連絡。
家具だからもちろん材料は木製。
慌てて廃棄された一部の部材を拾い出して陽に当てて乾かす。心材はMDFだから水が入ったら膨れる。前日土曜日は雷を伴う豪雨。
隙間から侵入した水はなかったようで良かった。

そして今朝、再び残材置き場をみる。
壊された家具の一部はある。
しかし、ついていたはずの金具レールがない。
先に産廃に回収されたか?

Photo_202203_産廃袋から救出した一部


こちらも工事現場がどうなっているのかわからないので、B社には工事を一時中止するよう連絡しました。
前回A社はそのまま暴走し、赤ちゃんが舐めても良いとされるオスモカラー塗装を天井全面に塗布し、リビングは頭痛と吐き気をもよおす状態で放置していったので。

え、換気すればいい?
一番気温が低くなる2月3月に換気そんなにできますか?
何度も換気をして匂いがなくなったのは5月過ぎてからです。
そのぐらい、臭かった。

ちなみに、今もオスモカラーのどの品番を塗ったのかわかりません。
A社はリフォーム工事仕様書を作成しない会社でしたので。

ちなみにオスモカラーを否定するわけではないです。
オスモカラーのHPにも記載はあります。
大きな面積を塗るときには匂いを…と。

一般的な常識を覆すことを行う工事業者A社でした。

B社現場監督と担当者の謝罪文はきた。

まさかのモノクロカラー。
そう、会社社判はない。
んんん?これは個人裁量で揉み消し案件なのかな?

メーカーものでも直せるものではない。

今回破壊→廃棄された家具の金物はブルム社のもの。
ブルム社を使っているのは国内でも一部のメーカーしかない。
記憶が間違っていなければ、IKEA、LIXIL、大谷産業で取り扱いはあった。
ただし、この中でオーダーで受け付けられるのは大谷産業が有力だが、側板の厚さがこの会社は薄く作られている。
側板の厚さが選べたか記憶がない。


さて、タイトルで【メーカー】ものと言っているにも関わらず、壊れた家具をそのメーカーに持ち込めばよいだろうと普通は考えるだろう。


実は、それが出来ないのだ。


理由は金物が4年前にはグラス社に変更となっているからだ。
ブルム社の金具を今は使っていない。

だいたい【修理】という概念において、扉や引き出しが壊れたという話は聞くが、外側のケース部分を直してくれという話は、あまり聞いたことがない。


メーカーに持ち込んでも直してもらえないこのやるせなさ。
こうなることが嫌で、捨てないでくれと言っておいたのに捨てられるこの理不尽さ。
どうしてこうなるのだろうか。

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