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女性・7

おはようございます☆

日々、知っている人いない人に関わらず多くの人が人生にお別れしています。知る人に関しても、感情的に一瞬の葛藤があるにせよ、時間は流れるままにささやかな記憶も忘却の彼方…です。

さて、年齢を重ねた今だからこそ思う・昭和の漫画界の片隅に生きた、
多くの同胞?に、ふと思ったことを・・・☆

私は70年代に漫画家としてデビューさせていただきました。当時は注目の新人として鬼のような仕事の依頼がありましたが、ほぼ原作付きが前提でした。

自由に表現できる特殊な世界のように思われがちですが、実はそうでもありません。当時の漫画、特に新たな潮流として台頭してきた「劇画」において、絵が描ける漫画家に作家としての資質を求める風潮はなく、編集サイドの企画としての戦略の道具とされたままに原作が与えられ、描きたいものを描くことを許されないままに夢を潰えた漫画家が実に・・多くいたような気がします。

当然、まったく「売れない」ままに諦めた人も多く居たはずです。

「生きる為」「飯を食う為」を言い訳に、いつしか夢であった筈の自らの発想に目を瞑る生き方のままに、、創作は単なる作業となり、単に「売れる」がままに、収入が生き様の秤となって、素直であればある程エネルギーの磨耗のままに夢を失った漫画家が多くいた・・そんな時代がありました。

様変わりした今の時代にはnoteを始めとする、様々な表現の自由と発表の場があります。制限があるにせよ、大変な「生きるチャンス」です。

素晴らしい才能を持ったまま、世にそれほど知られることもなく消えていった数多の天才たちに、年齢を重ねた今・だからこそ・・・

霞む眼、震える手(失礼!w)でも、消え行く前にもう一度・・・例えば、たった一言の「つぶやき」からでいいと思います。「本当に描きたかった物を好きに表現してみませんか?」と願う☆・・・今日この頃です。

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