『街角で』【ツノがある東館】① #毎週ショートショートnote
まだ出会っていない二人は【鬼】ではない。
とある想いの熱情によって【角】が出現するのだが
視認できるだけで実際には存在しない【オーラ】の
ようなものである。
子供の頃から不意に頭部に出現する【角】をからかわれて
【鬼】と呼ばれて揶揄されることもあったが心に傷を負うことはなかった。
【角】が出現する際には【幸せ】も同時に感じていたからである。
心が闇に落ちることもなく成長した二人には夢があった。
いつか自分と同じ【角】を持った【運命の人】と出会うこと!!
そのことを信じて日々を生きてきた。
☆☆☆☆
運命の日は唐突に訪れた。
仕事を終えた二人は街路で擦れ違いざまに電撃を受ける☆
鼓動の爆音と共に振り返りお互いを見つめ合う・・・?!
男の頭には生真面目に屹立した【一本角】。
女の頭には恥じらいの【二本角】。
燃ゆる恋の証。
男の名前は【東館幸次郎】。商社マン。
女の名前は【西崎美咲】。美容師。
周りから祝福の雄叫びが響いた。
【角ある二人】に幸あれ!!
(410字)
【角婚】
*なんだこの話は?!😅
*こちらに参加させていただきました。
お題は【ツノがある東館】でした。
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