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イタリアにワープ!~女2人旅part3~

皆さん、こんにちは。

今回は、女2人旅イタリア編の第3弾です💚

第3弾は、ミラノに到着してからの記事ですが・・・。ごめんなさい!

ローマの中にある「バチカン市国」のことを書き忘れていました。ローマに、記憶だけ戻って・・・、書いていきます。

しばし、お付き合いください。


「バチカン市国」は、世界で一番小さい国です。そして、国全体が世界遺産に指定されていて、カトリック教会の総本山です。ローマの中にありますが、この国が発行している通貨もあり、正真正銘の一つの国です。

ここで、お金を両替すると、バチカンの通貨が混ざっているかもと聞いていたので、両替してみましたが、残念ながら手に入りませんでした。

一番印象に残って、感激したところは、やはり、「システィーナ礼拝堂の天井画」です。ミケランジェロによって描かれた壮大な絵画作品です。

圧巻だったのは、そこにたどり着くまでは、普通の扉だと思っていたドアが、異空間につながっていたことです。

小さい扉を開くと、どど~んと広い空間が現れます。しかも、視界の全てが、天井画でいっぱいの世界!!!

私は、この扉を開けて、天井画の空間に入った瞬間、ぞわぞわっと鳥肌が立ったのを覚えています。本当に、大迫力で、長い時を経ているにも関わらず、心に情熱が伝わります。

有名な「アダムの創造」もここで見ることができます。神が、指を差し出し、アダムに生命を与えようとしている瞬間を描いた作品です。アダムと神が、指を近づけて、昔の映画「ET」を思い出すような決定的な瞬間を描いています。

そして、「サン・ピエトロ大聖堂」にも、ミケランジェロ作の「ピエタ像」があり、しばらく神聖な雰囲気を味わいました。

それから、もう一つ文化の違いを感じられた出来事があります。私たちが、この旅行に訪れた季節は、クリスマスシーズンでした。そこで、この時期にしか見れないものが、主要な広場には設置されていました。

それは・・・「プレゼベ」(または、プレゼピオ)。

「プレゼベ」とは、キリスト降臨の場面を表現したジオラマみたいなものです。等身大くらいの大きなものが、ヴァチカンの広場にもありました。キリストが、「馬小屋」で誕生した場面を再現してあるセットです。各家庭には、もう少しコンパクトになった飾り付けで、キリストの誕生をお祝いするようです。

日本では、12月25日を過ぎると、早々にお正月飾りに切り替わりますが、この「プレベゼ」は、年明けて、1月6日になってから飾りを片付けるようです。

この時期にしか見られない貴重なものに触れることができて、いい機会となりました。(でも、正直、等身大のジオラマは、知識が全くない時に目にしたので、少しビックリして怖さを感じました!)個人的な感想です・・・(笑)


さてさて、ここから最後の都市、「ミラノ」に入ります。このミラノで年明けを迎えました。

冒頭でも書きましたが、本当は女3人旅になる予定が、英語の先生Mちゃんが急遽行けなくなってしまいました。そこで、サプライズで、電話をかけてみようということになり、ホテルの部屋から、国際電話にチャレンジしてみることにしました。

添乗員さんに、電話のかけ方を聞き、番号を押してみました。なが~~い応答の音が続き、「もしもし・・・・!」と声が聞こえます。成功しました!Mちゃんと、フィレンツェの途中のトイレ休憩で、同僚の先生に会ったことやお土産のことなどを話したような気がします。あまり長くなるとお金もかかっちゃうので、このくらいにして、帰ってからゆっくり「土産話」をすることにしました。

そして、年明けのカウントダウンは、花火が上がったり、お祭り騒ぎのような雰囲気になるのですが、私たちは行くのを止められました。やはり、あまりにも物騒なので、おとなしくホテルで過ごしました。遠くの方から、歓声や花火の音が聞こえてきていました。

そして、年明けの「ミラノ」での滞在は、残念ながら、ほとんどすべてのお店が休業しています。お正月休みですね。日本では考えられませんね。

そして、イタリアに来て、びっくりしたことがあります。お店の開いている時間がめちゃくちゃ短いんです!しかも、しっかりと、昼休み休憩が2時間半くらいあります。その間は、もちろんクローズです。

今は、違うかもしれませんが、10時から2時間くらいオープンし、それから2時間半くらいランチタイムです。お店の鍵は閉まっています。次は14時30分くらいから、また午後からのオープン。そして、16時30分には、もう閉店して、みんな家に帰っちゃいます。笑っちゃいますよね!働く時間が、トータル4時間!!!

労働時間が短い方がいいという方は、イタリアでお仕事を見つけてはいかがでしょうか?

私は、このこともあり、イタリアに住みたいと思ってしまいました。実際は、イタリアの中でも労働時間の違いはあるかもしれませんが、カフェの文化とか、家族と過ごす時間を大切にするイタリア人の時間の使い方を羨ましく感じました。

カフェの文化も、素敵です。「バール」と呼ばれるカフェは、あちことにあり、朝早くから開いています。お昼休みは、みんなバールで休憩です。朝も、出勤してから、とりあえずバールに行って休憩するとも聞きました。羨ましい。

交通事情も関係しているかもしてません。まず、車は、駐車場と言われる場所はなく、基本、「路駐」です。縦列駐車で、道の両脇には、車がびっしりです。この朝から「路駐できる場所を探すところから大変みたいです。だから、駐車できたら、バールで一息つくそうです。

古い街並みを保つためには、新しく駐車場をつくることができない理由があるので、しょうがなくみんな縦列駐車で、「路駐」しているということですね。でも、ここでもう一つ疑問が出てきます。びっちりと縦列駐車しているところから、どうやって車を出すのかということです。

なんと!この方法が、衝撃です!

乗り込んでから、前の車にぶつかって前に空間を作り、次にバックして今度は後ろの車にぶつかって、空間を開け、斜めに出ます。いやいや、ぶつかっとるやないかい!!!

そうなんです。イタリアの車は、バンパーがボロボロの車が多いです。バンパーは、ぶつけるものと考えているようです(笑)しかも、あまりにも高級な車に乗っていると、お金があると思われて、税務署か税金を取りに来るとか来ないとか・・・・!?

日本だと、少しでも車に傷が入ると修理に出しますよね・・・。イタリアでは、お金持ちほど、ボロボロの車に乗っているのかもしれません。


さてさて、「ミラノ」での観光に戻りましょう。なんといっても「ドゥオーモ」です。外観は、たくさんの彫刻が施してあり、堂々とした佇まいです。ここは、他のお店も開いていないこともあり、結構な長い時間この広場で過ごしました。唯一開いていたのは、本屋さんとマックでした(笑)

「ドゥオーモ」の中は、ステンドグラスがとっても素敵でした。中に入るとまずは薄暗く感じるのですが、慣れてくると、外の光を取り入れて、ステンドグラスの美しさが際立ちます。

そして、別の入り口から「屋上のテラス」に上がれることを聞いたので、行ってみました。

裏手に回ると、小さい怪しい入り口に、受付みたいなところがあり、おじさんがいました。(私たちが旅行したのは20年以上前なので、色々と変わっていると思います)料金を払い、エレベーターではなく、階段で屋上まで登りました。

なかなか体力が必要です。でも、屋上にたどり着くと、解放感と達成感でとても気持ちが良かったです。眺めもいいし、1つ1つの尖がっている塔には、聖人の彫刻が彫られています。下からは全くわからないので、登ってきた人だけが楽しめますね。「屋上テラス」は、本当に登って良かったと思いました。皆さんもぜひ!

では、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、ミラノから「ベネツィア」の1日観光をしてきた記事を書きます。次は、絶対「ベネツィア」に宿泊したい!と、1日観光では足りなかった盛りだくさんの内容です。本場の「イカ墨パスタ」もここで食しました。

ではまた、書いていきます。

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