見出し画像

新しい葡萄酒は

「新しいぶどう酒は、新しい皮袋に入れるものだ。」
マルコによる福音書2章22節

社会一般に使われている格言ですが、実は聖書の福音書の中にあるイエスの言葉です。新しい葡萄酒は膨張力があるので、皮袋(当時は動物の胃袋などを使っていた)も、新しいものでないと張り裂けだいなしになるとのこと。社会では例えば新しいボスになったら、古い組織やメンバーでは機能しなくなるので体制を新しくするべきというふうに使われる。

今回は特にキリスト教会のことでこの言葉を考えたい。JTJ宣教神学校(岸義紘氏創設)は創立30周年を迎えました。過去の神学校では仕事を辞めてフルタイムに神学の勉強に励むようにと、全寮制となっていた。またそれぞれの教派や教団で独自の神学校を持っていた。ところが時代は宣教のニーズに応えるべく多くの牧会者を要求しており、聖書を深く学びたいという一般の人の要望も増えていました。

時代のニーズやテクノロジーの進歩の恩恵を受け、JTJは仕事をしながら学べる夜間授業で、また通信制(ビデオテープ〜CD〜インターネット)もあり、教派教団の枠を超えた超教派の神学校を開設したのです。多くの人に神学の理解に門戸を開いたのです。教派教団の各神学校の入学者が一桁でもJTJは百人ほどの入学者を受け入れていました。

「いつでも、どこでも、誰でも学べる」JTJ神学校、これこそ「新しい葡萄酒は、新しい皮袋に入れるものだ。」です。

写真:  海老名での稲の刈り入れ、ハーベストです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?