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私と本 その2「無肥料栽培を実現する本」

私と本の2冊目は、

岡本よりたかさんの
『無肥料栽培を実現する本』

ここ数年の手放せない本。私のバイブル。

土いじりを始めたのは、娘のつかさが東京農大に入って、家を出た時から。
仕事と子育てでパンパンに詰まっていた毎日に、すきま風が吹いた。
そのタイミングでコミュニティファームのお誘いを目にし、娘の影響もあって始めてみたのが7年前。

サボテンも枯らす女が野菜なんて育てられるの?という不安はあれど、育てることを共有できる仲間との時間が楽しかった。
趣味らしいものもなくしていた自分にできたもう一つの居場所が嬉しかった。
そしてご縁が拡がって、福井高浜や泉北ニュータウンでの農活動につながり今に至っている。

農を始めると、どうして?なぜ?ほんとにそうなの?が噴出。いつもの悪い癖で、じゃあほんまにそうなんかやってみようじゃないと、天邪鬼な実験ばかりを繰り返してきた。

負けっぱなしの農業。

それでも十分楽しくはあったのだけど、やればやるほど疑問はわいてくる。私の疑問を解決してくれるものはと探していた時に出会ったのが、無農薬無肥料栽培だった。
これやん!
このセミナーが神戸三田で始まるらしい。これは参加するしかないと、よりたかさんがどんな人かも知らずに申し込んだのが2年前。
今ではびっくりするほどファーマーの生活。
仕事は暮らし、暮らしは仕事の毎日だ。

よりたかさんの講義を受けて、今までの農に関する疑問が片っ端から解けていった。
当たり前って言われていることにずっと疑問を持っていた自分。
それに自然の原理原則でもって答えてくれたよりたかさんとの出会いは、自然の流れにあらがうことなく生きる方向を示してくれた。
よりたかさんと出会ったのは、奇しくもみさを先生が亡くなった2ヶ月後。
これからの生き方を見せてくれるもう一人の師と出会った。

ファーマーをして思うのは、食べ物を育てるのは仕事ではなく、生きるという行為だということ。

生きるために作って食べる。
食べるために作って生きる。

自給農。
それは自然でシンプルに矛盾のない循環の形。ギフト経済やペイフォワドを模索していた私の心は、自然にその方向へ傾いていった。

さをりと出会って、手で生みだすこと、あるがままの自分を受け入れることを知った。
無肥料栽培と出会って、自然の大きな循環の中で生きていることがわかった。

不自然であることへの違和感。

それは体や食べ物だけの話ではない。
効率を求めて本当は非効率になっている矛盾。
自然の原理原則に抗うからゆえに起こる摩擦。

さあ、あなたはどう生きていくの?

私達はなぜ生きながらえているのだろう。
みんな幸せになるために生きているんだよね。
幸せに生きるってどういうことなのだろう。

LOVE&PEACE

もう愛あるものしかつくりたくない
愛あることしかしたくない。

どう生きるかは、どう死ぬかということ。
私はちゃんと枯れて死にたいな。

それを実現させてくれる方法がつまった本。
「無肥料栽培を実現する本」

無肥料栽培を実現する本は
無理のない生き方を実現させてくれる本
あるがままをの手助けをしてくれる本

あれ?さをりと一緒だね。
やっぱりつながってたね。

今日は新月。もう夜が明けるね。
苗をおろさなくちゃね

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