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#沖縄妄想滞在記 ~究極の島ワーケーション

本投稿は、こちらの企画に応募して書きました。

プロローグ~島へのあこがれ

内地に暮らす我々にとって、沖縄はずっと憧れの地だった。
愛情深い心を持つ、美しい人々が暮らす島。
そんな竜宮城のような世界で、普段とは違う感性を刺激しながら、自分の中から生み出される言葉たちを紡ぐようなワーケーションをしてみた。

前半は小浜島

自分たちの世代の脳裏には、いつも「ちゅらさん」で見た、えりぃのやさしい笑顔が残っている。
あの2001年の放送から20年が経過し、当時は何も無かった小浜島にもリゾートホテルができ、島には多くの観光客が来るようになった。

「民宿こはぐら荘」のような赤瓦の宿は、いまはもう少なくなってしまったと聞くが、今回はこんな場所で数日間の滞在をすることができた。

琉球赤瓦の民宿

WiFiにつながる必要なんてない。スマホの電源も切った。
ただその土地に流れる日常の暮らしの中に身を置き、自分の中で生まれる感情に心を委ねて過ごせば、きっと都会での毎日とは違う何かを感じることができるのではないか?
そんな期待から、飛行機と船を乗り継いでこの島に来た。

季節は3月、都会では大量の花粉に悩まされる時期だが、この島にはそんなものは関係ない。
吹き抜ける春の風に暖かさを感じ、目をつぶれば、えりぃの面影を懐かしむことができる。

毎日の食事は、その土地の人々が長く食べられてきたものがいい。
ちゅらさんを産んだこの土地の恵をいただき、島の長寿の秘訣を感じることができた。

後半はやんばる

島での滞在にも慣れてきた頃に、場所を大きく変え、本島北部の「やんばる地方」に移動した。
そこは来年の連続テレビ小説「ちむどんどん」の舞台。
深い山と森、ここにしかいない生き物たちを育む島の自然が残る貴重な場所。

沖縄の本土復帰50年の節目に、この島で暮らす人々が何を感じ、考えているのか。
滞在期間を通じて、多くのウチナンチューたちと酒を酌み交わしながら語り合ってみた。

一度はこの島を離れ、再び戻ってきた人々が、きっと都会で暮らす我々と島の架け橋になってくれるはず。
そんな人々に、いま一番伝えたい想いを聞き、言葉にして発信してみよう。
これからの50年、島と内地が、本当に1つになるための、これがスタートになるはず。
そんな島でのワーケーションことを、私は生涯忘れることは無いだろう。


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