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キッズ大会レポート②

前回のレポートの2年生メンバーが3年生になりキッズチームの中心に。これまでにも練習や試合をたくさん行って少しずつレベルアップ。

今回は2023年4月の大会に参加した時の様子です。
この頃はチームとしてビルドアップにチャレンジしていました。


【テーマ】「プレス回避」

ビルドアップがうまくいかない原因は"プレス回避"が出来ていないから。

【目的】

ボールの展開の道筋が頭でわかっていても、相手も当然それを邪魔してくるわけなので、まずはこのプレッシャーを回避できないとプレーに余裕(時間的余裕と空間的余裕)が生まれない。
ビルドアップを成功させる為にまずはこれを意識させる。

【伝えるポイント】


・ボールアタック(ボールに寄る)
・駆け引き(ウラを見せるから足元で受けれる)
・見る(何を?いつ?)

【狙い】

相手のプレッシャーを弱める為に何が大事なのか。
ウラを見せることで相手は飛び込みづらくなるし、もし飛び込んできてもボールアタックすれば外すことが出来るというのを理屈としても感覚としても覚えて欲しい。

【結果】

<グループリーグ>
1試合目 ●0-2負け
2試合目 ○1-0勝ち
→1勝1敗でグループ2位
→フレンドリーマッチへ

<フレンドリー>
3試合目 ○1-0勝ち

【テーマに関して】

選手達は意識的に取り組んでくれていたが、まだまだボールアタック出来そうな時に足元に止めてしまったり、最初から足元で貰う事しか考えておらずパスを狙われるなどの場面はあったので引き続きこのテーマには取り組んでいく。

【総括】

こちらの参加人数はギリギリの6名(6人制大会)

なので全員全試合フル出場(^^")

体力的にキツいかと思ったがみんな3試合しっかり走りきれてたと思う。
勝った2試合は3年生メンバー中心にボールを広く展開することが出来ていて、相手DFが少ない場所から攻撃する意図が見てとれたし、実際にその流れの中からゴールも生まれていた。

1人1人がスペースを意識してプレーするというところも徐々にではあるが出てきているように感じたので成長を感じた。

守備に関しては1対1になる場面が減り、1人が奪いに行った後にカバーポジションが取れていたり、ボールがどこに出てきそうなのかを予測しての先周りしたポジションを取れることが増えたので2人目で奪えることが多くなっていた印象。

しっかり味方を意識してチームとしてサッカーをすることが出来てきているので、ここに新メンバーを融合していくのと、それぞれの個人技術を上げていくことで今後は1対1の勝負にももっと勝てるようにしていきたい。


サッカーを始めたての選手が多いチームによくある現象として、ゴールキックから前に進まないということがあると思います。

どうやってボールを受けたら良いのかわからないのでその場に棒立ちになり止まったままになってしまう。

その為、相手のマークが外せずにゴールキックをそのまま奪われてしまいシュートを撃たれる。
もしそのシュートが外れてもまたゴールキックになって…また奪われて…この繰り返し。

ずっと攻撃され続けて自分達が全然攻撃できないなんてことは結構あるあるだと思います。

なので、まずはここから着手しました。
ですがこれがなかなかうまくいかず…

最初にやったことは"立ち位置"の整理と"狙う場所"を設定、そこまでボールを運ぶ"道筋"をいくつかパターンとして用意し子供たちに共有。

こうすることで、ボールホルダーとフリーの選手が待ち合せ出来るのでパスが繋がるかなと…

これでうまくいくこともありましたが、相手のDFレベルが上がるとこの道筋を塞がれてしまい…

そこからのアドリブ力などは当然まだ無いので手詰まりに。

この状況からどうにか脱したいという思いで試行錯誤した末に、結局は個人の能力で
「相手のプレッシャーをいなす、回避することが出来るようになれば自然とビルドアップに繋がるのでは?」という考えにいきつき…

練習やトレーニングマッチでこれに取組み続けてきた結果、このチームで初めてビルドアップらしいビルドアップが試合の中で見られたような気がしました。

今回の相手チームのレベル的にボールに寄ってくることが割と多かったので、それをうまくかわしてボールを展開。というようなシーンが幾度もつくれていたと思います。

問題は相手のレベルが上がった時に同じように出来るか?ということで、ここからさらに発展を目指していくことになります。

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