見出し画像

父との仕事!残り時間を噛み締めて

僕の父は72歳になります。
林業をやっていて、どんなに高い木でも登って木を切ります。

数年前は僕も父と一緒に山に行って、木を切る仕事をしていました。

現在の父は、本職として林業はやっていませんが昔からの繋がりで木を切って欲しいと頼まれると出掛けています。

1人では出来ない大きな木の時は、僕も呼ばれて一緒に手伝っています。

父との木を切る仕事をやり始めてから、気付けば10年以上経ちました。

木を切る時は2人の息が合わないと、思わぬ方向に木が倒れたりして事故に繋がる危険な作業です。

「体はしんどいけど、まだこうしてやれてるのは、息子とだからやれるんだ」と父がお客さんと話してるのを聞くと嬉しい気持ちになります。

最近、父を見ていると72歳という年齢もあるでしょう。以前なら軽々と登れていた木の高さでも息を切らしています。

さすがに歳には勝てないようです。

徐々に父も体が動かなくなっているのを見ていると「父と仕事出来るのも、これで最後かもしれないな」なんて思うようになりました。

最近父と一緒に仕事をする時は「これが最後かもしれない」と思い、1回1回の仕事を噛み締めるように作業しています。

あまり口数の多くはなく、仕事や生き方は全部背中で見せてくれた父です。

一緒に共有できる時間をひとつひとつ大切に過ごしていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?