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槍ケ岳に登ってきました

8年前、高校の同級生4名と槍ヶ岳に挑戦しましたが、槍ヶ岳山荘まで登りながら、強風であえなく撤退。

その同級生のうち2名がどうしても登りたいと言い、5月に氷ノ山に練習登山を実施して、全員歩けることを確認して、70歳前後の敬老登山隊?で挑んできました。
年齢的に無理できませんので、新穂高温泉から槍平小屋に1泊し、翌日昼までに槍ヶ岳山荘に着き、チャンスを捉えて穂先に登るルートを計画しました。

順調にスタートし、昼食場所の穂高平避難小屋でかき氷をいただき、身体を冷やしました。
それにしても山で500円とは安すぎます!

槍平小屋の夕食はスパイスカレー。とても美味でした。

翌日、いよいよ槍ヶ岳に登ることに。快晴です。
なお、この小屋は登山者が少なくゆったり眠れ、スタッフの対応も親切で、私のお気に入りになりました。

横尾からのアプローチより3km短いコースですが、その分登山道は岩が多く、谷筋との出合では渡河や岩だらけの河原でのコース確認と、経験者がいないと少し難しいかも。
ようやく千丈沢出合に到着し、休憩。
上に見えるのは西鎌尾根で、あと少しです。

大喰岳と槍ヶ岳の間の稜線(飛騨乗越)に出て、槍ヶ岳山荘に向かうと穂先はガスに包まれて、しばらく様子を見ることに。
昼食と休憩を取り、ヘルメットを借りて15時半からアタック開始。

3点支持が必要な本格的な岩登りが初めての2人でしたが、順調に付いてきてくれました。
最後の梯子を上る2人。後続が少し渋滞しましたが、仕方ありません。写真中央の梯子は下り用です。

ついに8年越しの夢が叶いました!
親友の奥様は顔に手を当てて泣いていました。
3人で固い握手をして、互いの健闘を祝いましたが、顔出しできませんので、写真は山頂風景だけです。

登頂時はガスで何も見えませんでしたが、しばらくすると周囲の山が見えてきました。
写真中央は常念岳です。

山頂で景色を楽しみ、下山です。
登山では下山の方が危険で、慎重に下りました。

下山後、山荘の食堂で乾杯!
夕刻の美しい景色を眺めながら、登頂の感慨に浸りました。ここから、しばらく写真が続きます。

夕焼け近い西の空の雲が光っていました。

東方向の景色です。
右が常念岳、左は横通岳、手前は赤岩岳。
遠くの安曇野の一部が光っていました。

北西方向に双六岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳が見え、雲の中に鷲羽岳?も見えました。

常念岳の南方向から大きな月が昇ってきました。一日遅れのスーパームーンで、幻想的な風景でした。

槍ヶ岳山荘で1泊し、翌朝、美しい日の出風景に感激しました。

富士山と南アルプス

この山行は、数々のトラブルや困難がありましたが、槍ヶ岳に登りたいという親友の強い願いを叶えるという当初の目的を達成でき、サポート役を務めた私にも素晴らしい登山となりました。


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