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時間と手術代さえあれば

やはり、時間とお金は掛かる。

最短なら、
内摘から半年後→膣閉鎖&尿道延長&形成準備(太もも)から半年後→陰茎形成
(陰茎形成から半年後に、インプラント)

『時間と手術代さえ確保すれば、出来る』と、
簡単に考えていた。

9年前、形成準備をした時は、次の陰茎形成手術をするお金なんてない。

半年後には出来なくとも、
お金を貯めて、出来ると思った時に、直ぐ付けれるように、、、と、見切り発車である。笑

状況が整ったのは、5年後。

ようやく行けると予約した矢先の、コロナ禍。

その間に、雑になっていた日々のケアが原因と、
脚なので、慣れない肉体労働で負担が掛かったのだろう。
カテーテルの出し入れ時、太ももに、バイ菌が入いる。

日本の普通の病院では『?、?!』で、
効かない抗生剤を出され、様子見して、
何件か回っている内に、
蜂窩織炎(ホウカシキエン)という炎症で、
次第に腫れて膿み、歩くのも困難になった。

膿みが出た後、皮膚がえぐれ、カテーテルを通していた、太ももの薄い皮膚に、穴が空いた。
それが、左太ももの真ん中であった。

5年間育ていた、左太ももの(元)ムスコは、亡くなる。

タイの病院でも、そんな例は初めてだ、と言われた。

そういう事もあるのだから、
形成後でも、数年後、何かしらアクシデントは、あっても不思議ではない。

『時間と手術代さえあれば』は、その通りではあるが、

自身の状況、環境と、
形成準備後の太ももは、中々、安定してくれず、
帰国後も大事をとって休んだ期間も、
お金は出ていく。

思うようにはいかない。

それでも、私は、周りに助けられ、ラッキーだった。

手術の為に、応援・助けてくださった方々に、心より、感謝致します。

手術まで、あと13日。

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