見出し画像

【フィドル】と【ヴァイオリン】は同じ楽器

【結論】

フィドルとヴァイオリンは同じ楽器だ。
演奏する音楽によってその名前が変わる。




【はじめに】

まずは、こちらをご覧いただけるだろうか。

ノスタルジックで真情に染みわたるような旋律だと、私は感じた。

動画で彼が演奏しているのは ”フィドル” だ。
世間一般で ”ヴァイオリン” と呼ばれる楽器と同一だが、民俗音楽などを演奏するときは ”フィドル” と呼ぶ。


【フィドルとヴァイオリンの違い】

楽器自体はどちらも同じものになる。

民俗音楽カントリーミュージックジャズを演奏するときはフィドル。
クラシックを演奏するときはヴァイオリンと呼称する。

フィドルは英語から、ヴァイオリンはイタリア語から派生した言葉らしい。

楽器は同じだが、厳密に言うと曲目によって楽器のセッティング方法、部品の形状が変わることもあるそうだ。

また、クラシックが重視するのは、演奏のテクニックだ。
姿勢、手の位置、音などに対して厳しい規律が求められる。

一方、民俗音楽は曲の歴史表現様式の特徴が優先される。
もちろんテクニックも重要であるが、クラシックのように厳格ではない。

民家のキッチンで演奏され、耳から耳へと受け継がれてきた、家庭的な芸術なのだ。


【フィドルとヴァイオリンは音色が異なる?】

音は同じように聞こえるが、演奏スタイルによって響きが異なる。

ヴァイオリンは正装し、コンサートホールで聴くような、高尚なイメージがあると思う。

フィドルは、奏者も聴衆も音に合わせて踊ってしまうような、軽やかさがあると思う。

難しい話になるが、例えばアイルランドのある地方の民族音楽は、早弾きで、スタッカート運弓という技術をよく使う演奏法らしい。


【末筆】

アイルランド音楽を聴いたとき、私はこう思った。

「無印〇品で流れている曲だ……」

そう思うのは、私だけではないはずだ。

冒頭に掲載した動画を見て、私の中でアイルランド音楽がちょっとしたブームになっている。
実際にCDを聴いてみて、良かった曲をブログなどでシェアする予定だ。

どちらかというとニッチなカテゴリの曲だが、耳に心地よく、はじめて聞いた人でも、なじみやすいのではないだろうか。

あなたが好きなニッチな音楽があったら、ぜひコメントで教えてもらいたい。
私はどちらかというと、流行り物よりニッチなものを好む傾向にある。

あなたの「好き」を分かち合おう。



↓ 関連記事はこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?