見出し画像

睡眠薬マイスリー断薬について①

私は2008年頃から2023年まで約15年ほど睡眠薬のマイスリー10mgを服用していました。
最初の数年間は1錠飲むと20〜30分ほどで眠気がきて気絶するように眠っていました。
若い頃から不眠気味の私は、薬を飲めば簡単に眠れてしまうラクさに薬を飲んで寝ることが当たり前になっていきました。

最初は健診で行った内科でたまたま「眠れない」と言ったことでマイスリーを処方されました。
その当時血圧が高めだった為、薬を飲むことになり、
毎月の通院になり月一で降圧剤と一緒に睡眠薬をもらっていました。

当時、現在の睡眠薬は安全と言われていて、睡眠薬を飲んで眠るという不自然な状態も自分の中でどんどん麻痺していきそれが当たり前になっていきました。

その後、2016年に心療内科のドアを叩いてからは内科と心療内科の二カ所でマイスリーを処方してもらっていました(これダメなやつです)

長年飲んでいて耐性がついたのか1錠では効かなくなり、
毎晩2錠以上飲むようになっていきました。
その頃は毎日辛くて、夜は疲れ果て、早く意識を無くしたくて、いわゆる「寝逃げ」に走ることが多くなり、まだ夜の8時や9時など早い時間に薬を飲んで寝たくなるのです。
が、本来ならまだ眠くなる時間では無いので薬も効かない。そうすると2錠3錠と飲むようになりました。

マイスリーを断薬する直前には5錠位飲まないと眠れなくなっていました。

マイスリー断薬開始は突然訪れました。
ふたつの病院から毎月貰っていても5錠飲んだりしてはさすがに薬はあっという間に手元から無くなります。
それまでは早めに病院に行って手元から無くならないように繋いできたり、心療内科ではレンドルミンも併用して処方されていた為レンドルミンを多量に飲んだりして(レンドルミンは私にはあまり効きませんでした)何とか寝ていましたが、ついに手元に一錠も睡眠薬が無い日がきてしまいました。

マイスリーが効いてくると急にお腹が空いて朦朧とした中でやたら何かを食べてしまい、朝起きて食べたラーメンやお菓子の袋にびっくりする、というようなことが続いていてほとほと嫌になっていたし、向精神薬の恐ろしさに気づいていた頃でしたのでここで気持ちを強く持って睡眠薬をやめよう!と決意しました。

ただ、睡眠薬への依存はものすごいものがあると自覚していましたし、まずは抗うつ剤や安定剤から減薬していくつもりが、いきなりマイスリーとレンドルミンという睡眠薬からの断薬になりました。
これは自分でも戸惑いました。
しかも一錠も手元に無い為一気断薬です!!

この断薬についてはかなり壮絶でした。
本来なら少しずつ減薬して…というところでしょうが、
私の場合、色々な意味で一気断薬しか道はありませんでした。
長年の間完全に依存していたし、夜以外にも、単身赴任だった元夫がたまに帰ってくる日など、モラハラ夫がひたすら怖くて会いたくなくて、意識を無くす為に睡眠薬を飲んだり散々乱用していたので断薬については本当に自分との闘いでした。

その事については次回書きたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!🙏

#うつ病 #向精神薬  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?