手術に至るまで①

右の耳後ろ、右のあごの後ろあたりにしこりがあることに気がついたのはもう、何年も何年も前の事で、10年以上前で、その時もなんだろう?って思ってたけど病院に行かないといけない程には思わなくて、通ってた歯医者の先生に聞いたら自信たっぷりに『これは筋肉だ』と言われ、
『?ん??私右の歯ばっかりで噛んでるわけでもないのに?』
とは思ったけど、いかに歯の力が強いか、噛む力が歯ぎしりする時何百キロかかっててどうこうと話をしていた。
他にも通ってた鍼灸師の先生に聞いたら『なんだろ〜、歯かアゴか…心配ならみてもらったほうがいいかもしれないね。』くらいな感じで私もそうだなあとは思いつつ、全く痛みもないし、生活に支障もないのでたまに思い出してはなんだろと思うが結局病院には行かずに10年以上放置していた。
そうこうして2人の子どもの親になり、育休を長く取って満喫していたから改めて気になり出しだのか、いやなんだか確実に大きくてなってることに気がついてちょっと焦り出す。
がまだ病院には行かないという…。
そのとき、またまたたま通っていたニュースキャンの波動セラピーの機械でみてもらっても全然悪く出ないことにちょっと安心したりしていたが、ある時ピアスをつけたら明らかに右耳タブが後ろのしこりの圧で右と左のピアスの位置が違う。
やっぱ大きくなってる。まざまざと実感してやっぱり診てもらった方がいいよねとなる。
耳のうしろ しこりでぐぐると、粉瘤というのがそれらしく思われた。
でもやっぱりどこに行くかもよく分からずという言い訳でまだ、行かない。

そしていよいよ、ようやく動きがあったのは2022年3月?息子2人風邪の症状でかかりつけの耳鼻科へ連れて行くことになり、ギリギリまでどうしようかと思いながらも保険証を自分の分も出した!ようやく動き出した。
子供2人を診てもらって私の番がきた。
『でお母さんは今日はどうしました?』
『耳の後ろにしこりがあって大きくなってるような気がして‥』
『ちょっと触りますね、いつから?』
『たぶん10年くらい前から‥?』
『いままで診てもらったことない?』
『むかし歯医者に筋肉やと言われました』
『全然違うよ』
『これ耳下腺腫瘍てやつで‥』

さすが専門の先生、ちょっと触っただけでわかるみたい。
『できたら早くとったほうがいいやつやと思う、お子さん何歳?長く家あけられへんかなあ?
まあとりあえず紹介状書くから来週あたりいっぺん大っきいとこで検査してもらってきて、家どこ?あ、じゃあ近くのとこあるからと話が進んでようやく重い重い腰を上げて手術への道に進むのでした。










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