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ネットに頼らない情報の集め方 in フィリピン

ちょっと前のことなんですけど、フィリピンのセブ島でGrab taxiを使ったときに面白い体験をしたので書いておこうと思います。

僕は東南アジアではGrab taxiのアプリをよく利用します。東南アジアに旅行したり出張したことがある人はタクシーでぼったくられたり、遠回りされたり、タクシーメーター使ってくれず料金を交渉したり、英語が通じなくて困った経験をしたことがある人がいると思います。

そんなときGrabやUberは便利ですよね?車に乗る前に目的地を登録するので料金は事前に表示されて固定料金です。ドライバーからすると遠回りするメリットがありません。できるだけ早く目的地について次のお客を乗せたいと思うでしょうから値段交渉やぼったくりもありません。また、ベトナムのようにタクシー料金50,000ドンですって言われて間違えて500,000ドン札を払ってしまうこともありません。(桁が多くてよく間違える人がいる)

で、フィリピンのセブでGrabを使ったんですが、僕はいつも一番安い小さい車を呼ぶんです。安いのと、数が多いのでつかまりやすいから。

そしたら、すごいゴツいカスタムされたトヨタのFortunerが来ました。

「お、ラッキー」くらいに思って後部座席に乗ろうとしたら、ドライバーが助手席に乗れって言うんですよw

「え?なんで?」って思ったんですが、まあ助手席に乗りました。ドライバーもなんか普通のGrabドライバーの雰囲気じゃないんですよね。しっかりしたビジネスマンという感じで余裕が漂っているというか。

で、乗ったら怒涛の質問の嵐w

「日本人は東京、大阪、京都以外でどこに観光に行くのか?」

「どこの郷土料理が美味しいのか?」

「タトゥーが入っていても入れる温泉はあるのか?」

「スキーはどこでやるのがいいのか?」

「車はレンタカーがいいのか、タクシーがいいのか、ドライバー付きでレンタカーを利用できるのか?」

「バスや電車は地方でも便利なのか?」

「日本の地方では英語が通じるのか?」などなど

その人は親族を連れてみんなで日本に旅行に行くらしいのですが、東京、大阪、京都はすでに行ったことがあるので、日本人のおすすめの旅行先を知りたかったというわけです。

で、インターネットで調べたけど旅行会社や日本の観光地の宣伝みたいな情報が多く信用ができなかったので日本人に聞いてみようと思って、Grabで日本人ぽい名前のユーザーがいたらつかまえるということをやっていたとw

Grabを必要な情報を得る手段として活用しているとは新しい発想だなと感心しました。

インターネットでに情報が溢れているからこそ本当に価値ある情報を得るのって難しくなっているし、それを得られる人は有利になる世の中です。アプリを本来の使い方以外に活用するっていうのは他にも応用できるのかもって思いまいた。

という話です。

余談ですが、このドライバーに僕からも質問をしてみました。

「あなたはとても英語が上手いけど、子供にはどうやって英語を教えているの?」と

子供には生まれてから一度もビサヤ語(セブ島はタガログ語ではなくビサヤ語が母語として話されています)で話しかけたことはないとのこと。家庭ではお手伝いさんも含めて全員英語で生活しているそうです。

幼稚園、小学校ももちろんインターナショナルスクールに通わせているとのこと。そして、先日娘が友達を家に連れてきて友達とビサヤ語を話しているのを聞いて「お前はビサヤ語が話せるのか?」と聞いたら友達とはいつもビサヤ語で話していると言われて驚いたという話をしていました。

さすがに盛っているだろうwww と、突っ込みたくなりましたが、英語ネイティブの子供を育てるためにここまで徹底して教育しているのを聞いて日本人が英語が上手くなる道は遠く険しい道なのかもしれないと思いました。

母国語のスキルが十分ではないと深い思考ができないなどの問題点があると聞いたことがあります。母国語のスキルと外国語スキルは子供の言語教育の時間が有限である以上はトレードオフの関係にあるのかもしれません。

こんな感じの軽いネタも投稿していきます

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