年収が段違いになる書籍 その4

書籍:「嫌われる勇気」


前提:なぜ書籍の紹介をするのか?

お世辞にも賢いとは言えない私。数多くの失敗を繰り返し、成功の秘訣を求めてビジネス書を年間200冊以上の書籍を読み、実践しては挫折するそんなことを繰り返していました。
それでも数々の失敗の果てに二十代で年収は2000万円を超えていた。そんな私が「もっと早くこの本を読んで実践していたら、あんなに苦労しなかったのに!!!」っと感じた書籍を紹介していきます。
しかし一つだけ約束して欲しいことがあります。

本を紹介されて実際に読む人は、1000人中200人
本を読んで実際に一回でも実践するのは200人中40人
本に書かれている事を継続して実践している人は40名中1人程度です。

どんなに素晴らしい本でも「継続して実践」しないと意味がないのです。
書籍を読んだなら是非毎日1分でも良いので「継続して実践」を心がけてください。

この本を読むべき人

  • よく不運が連続して発生すると感じている人

  • 周りに「敵」認定している人がいる人

  • 困っても誰も助けてくれないと感じる事がある人

この本で得られること

  1. 自分や他人の「主観(妄想)」から解放される。

  2. 「誰が正しいか?」ではなく「何が正しいか?」で発想出来る。

  3. 他人に振り回されない人生の選択が出来る。

この書籍を実践するためのコツ

事実と解釈(主観・妄想)を分ける事が最初のステップになります。
実は一般的に優秀な大学を卒業した多くの方が、この事実と解釈を分ける事が出来ず成果を残せていない人が多いです。それは、大学までは”設問”に答えるための必要十分な教育と、設問の中に”前提条件”が全て提示されていたからです。

現代の社会では”設問"を解くための”前提条件”を揃えることから始まります。しかし現在では情報が溢れかえっており、何が設問を解くために必要な情報か判別かつかない事が多い。そのため「上司が言ったから」「あの人は優秀だから」というレッテルで、そのアウトプットに至った前提情報が正しいかを確かめず鵜呑みにして失敗。なんて事が横行しています。

「だれかの発言は全て解釈であり、事実ではない」という前提に立つ必要があります。

その上で、「どうしてそう思うのか?、その結論に至ったのはどうして?」など前提条件を当人に探ったり、事実を別途確認する行動が必要になります。

もし事実か解釈分からないときは以下の問いを自分にぶつけてください。
「10億年前でも10億年後でも変わらないものか」Yesなら事実
「時代や立場によって変わるか?」Yesなら解釈

極端な例ですが、「殺人は悪い事だ」は解釈です。なぜならウクライナ人にとって攻めてきているロシア人を殺すことは悪いことではないと解釈されています。みなさんもロシア人(軍人)を殺しているウクライナ人は悪だ!なんて思ってないですよね。しかし戦争状態が終わったら・・・解釈は変わりますよね。
その中には一見事実のように見えているが実は大勢の人が共有の解釈をしていることで誤認が多いのがこの世の中です。

実はこの「嫌われる勇気」に書かれているファリシテーションを研修として行なっている会社があります。3日間で約20万円程掛かりますが、人生の中で、これほどコスパの良い研修はなかったと言えるのですが、ひとつ難点があります。基本この研修会社はネットワークビジネスというやり方で営業しているため、おいそれとは紹介できません。もし気になる方がいましたら別途お伝えします。

弱点:この本ではカバー出来ない事

この本は、ココロに作られた解釈(主観・妄想)からココロを解放することに主眼を置いています。そこから必要な事実を見つけ出すところがカバーされていません。また本を読んだだけでは、共通の主観を事実として誤認識してしまいます。この問題を最小限にするためには「7つの習慣」を読んで実践いただくことをお勧めします。実は7つの習慣の前提条件になる「パラダイムシフト」を起こすためには、今回の事実と解釈を区別できないと7つの習慣が身につかないからです。ちょっと横道にそれますが、7つの習慣が3000万部という世界一のビジネス書にも関わらず、ほとんどの人が実践できていないのは、パラダイムシフトを起こせないからです。
パラダイムシフトを意識的に起こせると自ずと共通の主観を事実として誤認する事が極端に減ります。(ゼロにするのは俗世間の人間には難しい・・・)

この本の効果

心の中での変化なので表面的には見えない事が多いですが、以下を実例にして効果をご紹介します。(長文です)

事実と解釈を区別できなかった事例(before)

A太は今日本当は残業しないと、週末彼女とのデートする時間が確保できないと感じていた。最近ずっとデートをキャンセルし続けており彼女の機嫌は最悪だ。なんとか仕事終わらせないと。A太は黙々と仕事をこなしていた。
終業のチャイムがなったとき、先輩のB太郎から「A太最近付き合い悪いじゃないか?たまには飲みに付き合えよ!」A太は仕事が終わらなくて無理ですと何度も断ったが、先輩には逆らえず渋々飲みに行くことに。”B太郎先輩は人の気も知らないで、本当に嫌なヤツだ”。そんなことも言えず日頃のストレスも相まって、ドンドンビールを飲み干し、気付けば終電間際だ。早く帰らなきゃ。
・・・・
ザーーーーーーーーー
うるさいなぁ、頭がイタイ、今何時だ?
時計は無常にも遅刻ギリギリの時間を指していた!
やばいやばい!急がないと。
脱ぎっぱなしのスーツとシャツを着直し、急いで家を出ると大雨が降っていた。なんでこんな時に雨なんて降るんだ。クソっ!ついてない。しかも傘がない。諦めて傘無しで走るA太。ズボンも靴も、そして全身ベチャベチャ。
ほんと最悪だ。電車のホームに着くと、いつにも増して行列が出来ていた。
ヤバイ!次の電車乗れるか?もう無理やり押して入るしかないな。
先に乗っている人たちの「無理だ、来るな!」という目線を無視してA太は無理やり押し付けて電車になんとか乗れた。しかしぎゅうぎゅう詰めのせいで、他の人の濡れた傘がA太に当たり不快感が増している中、隣のおっさんの息と脇が臭い。。。なんて日だ。A太のイライラは高まっていく。
周りも無理やり押して入った上にずぶ濡れのA太に嫌悪感を向けている。
そんな状況なのに、電車が途中何度も止まる。 こんな日に限って何なんだよ。A太の毒づきが増していく。
なんとか駅に着いたがもうギリギリだ!走らないと。
小走りのA太に同じように急いでいる人たちがA太の肩にドンドンぶつかっていく。なんて嫌な奴らなんだ。ふざけやがって!
憤りながらも会社に急ぐA太。
なんとかギリギリ就業時間に間に合った。ほっと一息着いた時、
後輩のC郎から、「A太先輩、ちょっとこの資料目を通して意見もらえませんか?」
A太は疲労とイライラな状態、そしてこのずぶ濡れの不快感な時によりによって、面倒な仕事を振りやがって!!!。A太は後輩に怒りの雄をぶつけた。「お前そのぐらい、自分で考えろよ。こっちはずぶ濡れなんだから、ちょっとは考えて声かけろや。」
C郎はびっくりしながらも「す、すいません」と言い自分の席に戻った。
A太はイライラしながらも黙々と仕事をこなしていた。

その後、C郎はB太郎先輩にチェックを依頼したことで、A太の職務を放棄したとが発覚。B太郎先輩からの説教と、B太郎先輩のチェックが入ることになり、さらに仕事が遅れた。とうとう週末に仕事をしなくてはと諦めて、彼女にLINEした。っが「もう付き合ってられない」と振られた。
A太は”どいつもこいつも自分勝手な奴らばかりでやってられるか!!!何で俺がこんな目に遭わなくては行けないんだ!世の中バカばっかり!”

極端な話ですが、周りにこんな嘆きをしている人いませんでしたか?
では嫌われる勇気を実践し事実を解釈を区分けできた世界線のお話になります。

事実を解釈を区別できた事例(after)

A太は今日本当は残業しないと、週末彼女とのデートする時間が確保できないと感じていた。最近ずっとデートをキャンセルし続けており彼女の機嫌は最悪だ。なんとか仕事終わらせないと。A太は黙々と仕事をこなしていた。
終業のチャイムがなったとき、先輩のB太郎から「A太最近付き合い悪いじゃないか?たまには飲みに付き合えよ!」A太は仕事が終わらなくて無理ですと何度も断ったが、先輩には逆らえなかったので、次の提案をした。
A太「飲みに行きたいのですが、このアルファタスク、とベータタスクを今日中に終わらせないと来週のZ社の提案に間に合わないんです。先輩も手伝ってもらえませんか?」
B太郎「ヨシ!じゃあ他のやつにも声かけて、一気に終わらせようか。来週の提案資料なら、他にもいくつかタスクあるよな。とりあえずそっち寄越せ。」
A太「ありがとうございます!」
2時間後・・・
B太郎「とりあえず、A太一人で行うとしたら2日分は巻きで仕事できたんじゃないか?お前の悪い癖は、周りを頼らない事だ。お前の不得なところを一生懸命行っても、時間が無駄になる。余裕がある時なら良いが、急ぎのときは周りを頼れ。俺たちが忙しいからと勝手に考えて遠慮するなよ。じゃあちょっとだけみんなで飲みに行こうか。1杯目はお前の奢りな(笑)」
A太「あっハイ。ありがとうございました」
ーーー 飲み会中 ーーーー
B太郎「今日の飲み会は3杯までな。明日は大雨降るかな寝過ごさないように22:00には終わり。二次会なしな。特にA太お前は酒に飲まれる癖があるから気をつけるよ。」
A太「あっ、はい。ありがとうございます。最近ニュースも見てなかったので明日雨降るの気づきませんでした。家に傘あったかなぁ。心配なので帰りに傘買って行きます。」
A太は帰宅した。ニュースを見ると本当に通勤時に大雨のピークを見返そうだ。こりゃ傘じゃダメそうだな。カッパも買ってこよう。電車も大雨の日は遅延が多いから、普段よりも早く出勤して早く帰ろうか。
ーーーーーー
翌朝、深酒しなかったのでいつもの飲み会よりも目覚めがいい。
まだ外も小雨の状態のようだ。今のうちに家をでよう。
小雨の中、傘をさしながら歩いたA太はほとんど濡れる事なく駅にたどり着いた。電車も早い時間のおかげかまだそれほど混んでない。ラッキーだ。
会社にはいつもよりも早く着いたので、その分前倒しでタスクを進める事ができた。始業してすぐ後輩のC郎から「A太先輩、ちょっとこの資料目を通して意見もらえませんか?」と協力依頼があった。すでに来週の提案資料の目処がついてた気楽さもあり、「おぅ。わかった。ちょっと1時間ぐらい目を通してからコメントするので、ちょっとまっててくれ」
C郎は「ありがとうございます。A太先輩。ちょっと自信がなかったのでコメントもらえると助かります」
その後C郎は、A太からのコメントを元に資料を修正し課長から高評価を得る事ができた。課長からもA太に良くやったと褒めてもらえて、今日は気分よく帰れそうだ。そうだ帰ったら彼女にLINEしてデートプラン決めないと。
A太は周りの協力と、自分が協力できることを行い円滑に業務が回っていた。

いかがでしたか?このnoteでは説明していない書籍にあるテクニックを駆使するとafterのような状態が手にはいります。

個人的に嫌われる勇気と対になる幸せの勇気を実践しているのが
元UBSの宇多川さんです。「メモの魔力」(某女優と付き合っていたこと)で有名なshowroomの前田さんが一番尊敬すると仰った方でもありますが、
どんな人であるかはリンクの記事を読んでもらえたら幸いです。

https://mikurublog.com/2021/04/12/maedayuji-ubs/






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