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致知2023年11月号「総リード 特集 幸福の条件」を読んで


『致知』創刊45周年記念式典には、1600人もの人が会場に詰め掛けたという。お祝いを伝えに来た人、講演を聴きに学びに来た人、全国の仲間に会いに来た人、致知を創っている人達はどんな方々なのか知りたくて会いに来た人、様々な目的がそれぞれにあったと思うが、総じて皆「致知」という雑誌、そしてそれを世に生み出す社員の皆様のファンだということだ。すごいことだと思う。私達も、年に一度、会社で感謝祭を実施している。ファンだから、会いに行く。そういう感謝の場になるよう、これからも創っていきたい。

さて、改めて、『大学』の三綱領、明明徳、親民、止至善、の解説があった。これは、リーダーのあるべき姿をそのまま説いただけでなく、結果として、人が幸福に生きる道を説いているとあった。『大学』を周りに人に呼んでもらいたいと感じていても、言葉足らずで、薦めきることができずにいた。

ふと「誰しもが、自分自身を構成する数多の細胞を率いるリーダーだ。故に、大学を読もう」と言われるよりも、「誰しもが幸福に生きる資格をもっており、故に大学を読もう」と言われる方が、実感しやすい様に感じた。

そして、幸福について語った先達の言葉が続く。何に幸福と感じるかは人それぞれというが、先達の体験から、抽象化した言葉に導いてくれている。

社会に出る前に、一度くらいは、最初はあれほど嫌だったのにも関わらず、時間を忘れて寝食すらも惜しんで没頭するという体験を、大小の違いはあれど、するのだと思う。結果、自分を成長させてくれる、有難い体験、これが幸福の一つである。そして、それを仕事を通して、得ていくことができる。

私たちの会社では、十分にそれが実現できるし、その価値を伝え、維持し、理想を失わなければずっと前に進み続けることができる。会社の在り方、導き方も「大学」の通りでよい。働き甲斐を感じられる幸福な組織を経営したい。

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