春田一真 /株式会社金堀重機 代表取締役社長

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現代版組踊「息吹~南山義民喜四郎伝」を観よう!

 2022年の3月に、現代版組踊「息吹~南山義民喜四郎伝」の喜多方公演の実行委員長を務めた際、開催前に11日間にわたって、SNSで宣伝投稿をしたものをまとめてみました。何人か「SNSを見て、来たよ!」と言ってくれた人もいて、うれしい限りでした。今、見返すと、拙い文章ばかりですが、これからもこの舞台の魅力を語り続けるうえで、お伝えしたい内容です。  そして、2024年3月の今、息吹の舞台が、関西初の神戸公演を控え、新たな歴史を刻むときです。神戸公演の成功に向けてエールを送ります

    • 致知2024年2月号「総リード 特集 立志立国」を読んで

      私たちが暮らす会津では、暖かく、雪も降らずとても穏やかに始まった正月であったが、災害や事故が発生。まるで、これからも続く激動の一年を象徴しているかの様であった。さて、旧正月も迎え、本当の年明けは今これからである。森信三先生の預言「2025年、日本は再び蘇る兆しを見せるであろう。2050年になったら、列強は日本の底力を認めざるを得なくなるであろう」にある2025年まで、あと1年。多少の前後もあるかもしれないから、世の中が「好転」していく兆しを見せる直前の、一番混沌としている時代

      • 致知2024年1月号「総リード 特集 人生の大事」を読んで

        伊與田覺先生の言葉として、人生の大事が語られている。「東洋の老いは人間完成に向けた熟成期なのである。年を取るほどに立派になり、息を引き取る時にもっとも完熟した人格を備える。」という。昨夏、あの世へと旅立った弊社の洋一会長の最後の姿が思い出される。67歳という年齢は、現代では老いるという言葉はふさわしくはない。実際に若かった。ただ、最後のひと月で病がドッと老いをもたらした。力がだんだんとなくなっていき、言葉は少なくなり、自ら起き上がったり、歩いたり、することはできなくなっていっ

        • 致知2023年12月号「総リード 特集 敬、怠に勝てば吉なり」を読んで

          結論が恐ろしく響く。”怠、敬に勝てば、個人も、会社も国も滅ぶ。” 怠が敬に勝つという状態は、敬について全く意識できていない状態だと思う。すなわち、まず、ひとすじの敬の光をそこに差し込むことが大事だ。 では光とは何か。文中にある「よき人、よき教え、よき言葉」である。これらに出会うことで、心を清潔、新鮮に保つとは、怠の闇で淀んでしまったところに光をあてて、やがては浄化していく様がイメージできる。そのままこれは一燈照隅の言葉に繋がっている。 ”暗黒(くらやみ)を嘆くより、一燈

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        現代版組踊「息吹~南山義民喜四郎伝」を観よう!

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        • 観ないとわからない!「現代版組踊」の魅力!
          2本
        • 月刊「致知」感想文(社内木鶏)
          38本

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          致知2023年11月号「総リード 特集 幸福の条件」を読んで

          『致知』創刊45周年記念式典には、1600人もの人が会場に詰め掛けたという。お祝いを伝えに来た人、講演を聴きに学びに来た人、全国の仲間に会いに来た人、致知を創っている人達はどんな方々なのか知りたくて会いに来た人、様々な目的がそれぞれにあったと思うが、総じて皆「致知」という雑誌、そしてそれを世に生み出す社員の皆様のファンだということだ。すごいことだと思う。私達も、年に一度、会社で感謝祭を実施している。ファンだから、会いに行く。そういう感謝の場になるよう、これからも創っていきたい

          致知2023年11月号「総リード 特集 幸福の条件」を読んで

          致知2023年10月号「対談 世界の頂点をいかに掴んだか」を読んで

          野球にあまり関心がなく、WBCも全く見なかった者として、改めて対談を通して、達成した偉業の困難さと凄さを感じることができた。メンバーである選手やスタッフの一人ひとりの姿勢や行動も素晴らしかったのだし、それをマネジメントした栗山監督のリーダーシップもまた素晴らしかった。 30人の選手全員へ手紙を書いて思いを伝えたこと、日本代表チームは自分のチームであり、全員がキャプテンであるとしたこと、時代に合わせた選手選考へのこだわりと焦らず信じて待ったということ、など。栗山監督は、謙虚に

          致知2023年10月号「対談 世界の頂点をいかに掴んだか」を読んで

          致知2023年9月号「時代を拓く(総リード)」を読んで

           創刊時、続くと全く思われていなかった『致知』という雑誌が、創刊理念「いつの時代でも仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人はいる。そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう」が打ち立てられ、ここに共感してがんばる人が集まり、がんばった。その結果、ファンが集まり、支えられている。あえて文章をつかってそれを伝えるのは、信念をもって、努力した誠の思いと支える読者の両方によって、成り立っているという世界観を共有したいということと受け取った。当社やそのグループ会社を支えているのは誰か。言

          致知2023年9月号「時代を拓く(総リード)」を読んで

          致知2023年8月号「悲愁を越えて(総リード)」を読んで

          ちょうど我が娘が記事に紹介されていた浦島君(『子どもの心に光を灯す(東井義雄著)』に、亡き母への思いを綴った作文が掲載されている男の子)と同じ小学一年生である。ありがたいことに、何不自由なく、家族に囲まれて、学校に通っている。作文を読むと、同じ年齢とは思えない。想像ができない。 最近、古い映像だが、学校に通わず親元を離れて出稼ぎをして、仕送りをしている10歳のフィリピンの子どものドキュメンタリー映像を見た。いずれも厳しい環境に身を置き、辛い境遇を背負っている。だが、ただ悲し

          致知2023年8月号「悲愁を越えて(総リード)」を読んで

          致知2023年7月号「学を為す 故に書を読む(総リード)」を読んで

          「学を為す 故に書を読む」という佐藤一斎のこの言葉は、自らの身を修める学びの為に、本を読むのであり、ただ読むことは学びではないという。だからと言って、本を読まなくていいというわけではもちろんない。 西郷隆盛のことを「実行の化身」と表現しており、そのような人が一斎の言葉を心の糧としたとあるように、書を読み、心に留め、そして、実行、実践して、自分をつくっていけ!ということなのだろう。 また、長寿であった一斎の人生をたどり、晩年には、すさまじかったという生涯を通して、人間学を学

          致知2023年7月号「学を為す 故に書を読む(総リード)」を読んで

          致知2023年6月号「わが人生の詩(総リード)」を読んで

          何をしているかは大事ではなく、どれだけ一所懸命に、ひたむきに、何かをするかが大事なのだと思う。結果、その姿は、周りの人に大きな氣づきを感動を与え、次の誰かのひたむきな行動へと繋がっていく。 私たちも、重機オペレーターとして、安全に、正確に機械を操作して、技術でお客様のお役に立つことを生業としている。時折、お客様とともにパトロールで現場に行くことがあり、共に、その操作を見守っていると、ピタッと止まる吊り荷、目的地にきちんとおさまる様子、あるいは、リズムよくピストンが動き、バル

          致知2023年6月号「わが人生の詩(総リード)」を読んで

          致知2023年5月号「不惜身命 但惜身命(総リード)」を読んで

          一道に命を賭けて打ち込んだ人の覚悟を示す、命も身も惜しまず尽くし切る姿、と、「求め、得よう」とするが故に「もうちょっと、まだ・・・」と、身も命も惜しむという、一見相反するこの言葉の組み合わせ。不惜身命、但惜身命。正直に、あまり馴染まないのだが、誰にも負けない努力をしてド真剣の日々を生きていくという稲盛和夫さんの様に生きたいと常々思う。 自然界において、人間以外の生きものは、与えられた条件に従い、一生懸命に生きている。一方の私たち人間は、共に生きるために、そして、生活を便利で

          致知2023年5月号「不惜身命 但惜身命(総リード)」を読んで

          致知2023年4月号「人生の四季をどう生きるか(総リード)」を読んで

          人生にも一度限りの四季がある。年相応に弁えて生きねばならない。 それはその通りと思うのだが、サミュエル・ウルマンは、「青春とは人生のある時期ではなく心の様相をいうのである」とその詩で語っている。 結びにおいて、玄冬の過ごし方として、情熱を抱き続け、志を捨てず、士氣をもって人生を歩みたいと終えているが、この様に魂を燃やして生きている状況こそ、青春だと表現している様に思う。まさしく、一生青春である。 とはいえ、40歳を前にして、歳と共に、積み重ねるべきものを、きちんと備えていか

          致知2023年4月号「人生の四季をどう生きるか(総リード)」を読んで

          現代版組踊「獅Leo~會津宰相氏郷」の初公演を観よう!

          はじめに~自己紹介  現代版組踊「獅Leo~會津宰相氏郷」の初公演開催にあたり、魅力あふれる蒲生氏郷公について、調べたことを話す機会をいただいたので、その内容をここに記録しておきたいと思います。 (歴史のプロではなく、原典にあたり、丁寧に研究したわけではございません。出典の明記もできていない箇所が多々ありますが、ご容赦ください。)  何事にもつけて、ご縁の積み重ねにより、今ここにいさせてもらえることに感謝します。私は、會津地域の建設業の会社で、いわゆる後継者として、4代目

          現代版組踊「獅Leo~會津宰相氏郷」の初公演を観よう!

          致知2023年3月号「一心万変に応ず(総リード)」を読んで

          安岡正篤先生が、「一心万変に応ず」と書き記したときよりも、更に、時代は混とんとして、変化の激しい世の中である。そうであっても、心を調えて、定めて、養っていければ、真っ直ぐに、生きていくことができる。真理である。中でも、大切なことは、心を養うということだと感じる。日々、自己の修養に努めることも大切だが、松下幸之助氏の言うように、心を他者に対して、開くことがより大切だと思う。何かを取り繕うとすると、隠し事をすると、どんなに平静を装ったとしても、その都度、心に小さな傷がついていく。

          致知2023年3月号「一心万変に応ず(総リード)」を読んで

          致知2023年2月号「積善の家に余慶あり(総リード)」を読んで

           川崎屋孫右衛門のように、これ程「忙しい」人生というものもない話に、色々と考えてしまう。兄を救いたいという妹やその夫の思いを受け、一度は改心して尊徳の教えを受け容れた。人はここまで変わるのかというほど変わっていく。そして、変われば、その行動次第で、人生も変えられることをも、教えてくれる。そして、行動を悪い方に変わってしまえば、やはり悪い方へと人生も変わってしまう。妹の立場からすれば、不善を積んだ艱難の中にいる兄とともに、「ただただ同じ艱難を共にせよ」と求められ、真心を立てて実

          致知2023年2月号「積善の家に余慶あり(総リード)」を読んで

          致知2023年1月号「遂げずばやまじ(総リード)」を読んで

          蘭学者、大槻玄沢の「およそ事業は、みだりに興すことあるべからず。思ひさだめて興すことあらば、遂げずばやまじの精神なかるべからず。」の自戒の言葉は、孫の文彦へと受け継がれ、生き様に表れた。事業を興すとは、狭くは、起業することを言うと思うが、思いとともに、事業を引き継いで行うことも含まれるだろう。また、何も経営するという枠に限られることもないように見え、「一つ事を為す」と読み替えて、思い定めてやり遂げるまで何事も実行し尽くせと訴えている様に感じる。 読み替えているうちに、起業家

          致知2023年1月号「遂げずばやまじ(総リード)」を読んで