かずひQユヅ太郎(羽生和彦)

企業サイトや記事広告の編集として媒体社、PR会社に勤務。現在はガイアックスでサイト解析…

かずひQユヅ太郎(羽生和彦)

企業サイトや記事広告の編集として媒体社、PR会社に勤務。現在はガイアックスでサイト解析やコンテンツマーケのコンサルティングに従事。さとなおオープンラボ五期生。上級ウェブ解析士。趣味はフジロック、ナイキ、室外機撮影、写文、月100kmのラン。家族は、妻Q、ピロさん、チャーちゃん。

マガジン

  • ブラッドベリ1000日チャレンジ

    レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

  • 『一日一文 英知のことば』から学ぶ

    『一日一文 英知のことば』を書き写しながら、先人の言葉を嚙み締めます。

  • 「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む

    『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』 『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】』 『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【現代編】』 『1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365』 『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365』 『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365【歴史編】』 という6冊を、毎日1ページずつ読んでメモを書きます。

  • デジタル活用オープンラボ設立準備室

    企業のデジタル活用を中心に、自分が知っている知見や解決策の情報を発信していきます。

  • フジロックGO

    1997年第1回から参加しているフジロックについて、苗場の思い出やらニュース的な情報やら、あれこれ思いつくままに書きなぐっております。

最近の記事

ふと思うことありて蟻ひき返す【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0190】

【短編小説】どこであれそれが見つかりそな場所で/村上春樹 ○ 唐突に高層マンションの階段で姿を消した「夫」。その男性を探すために階段に通い、様々な人と話をする「私」。 夫はなぜか仙台で見つかる。私の捜査は何の意味があったのか、私には理解できなかった。文章も村上さんらしい感じで、奇譚というよりも、いつものヤツという感じ。 【詩・俳句・短歌・歌詞】ふと思うことありて/橋間石 大岡信  ◎ 「ふと思うことありて/蟻ひき返す」。これも、蟻の動ぎを端的に描写しただけであるが、不思議な

    • ハーバート・リード【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#164】

      【6月12日】ハーバート・リード:1893.12.4~1968.6.12 【アタクシ的メモ】 確かに「神奈川沖浪裏」(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/246760)はヨイ作品だとは思うものの、この引用は、ハーバード・リードがその評価をしているだけなので、あまり「英知のことば」に感じない。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230612/wisdom0164/

      • 地虫が鳴き始めていた【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0189】

        【短編小説】ハナレイ・ベイ/村上春樹 ○ 若くしてサメに命を奪われたサーファーの母親の物語。事故があった場所に10年以上通うものの、母親には息子の姿は見えず、サーフインをしに来た別の若者たちには見えたという。なぜ息子は、母の前に立とうとしないのか。その謎は解かれぬままで終わる。この小説は、映画にもなっているようだ。 【詩・俳句・短歌・歌詞】地虫出て/上野章子 大岡信 ○ 「地虫」というと、中上健次の『岬』を思い出してしまう。かの小説は「地虫が鳴き始めていた」で始まる。この五

        • ミシュレ【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#163】

          【6月11日】ミシュレ:1798.8.21~1874.2.9 【アタクシ的メモ】 魔女という言葉を使って、気に食わない女性を殺してしまっていた時代があったようだ。今だと、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を使って、執拗に特定個人を攻撃して、自死に至らせるようなことが近いのかもしれない。大衆の悪意。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230611/wisdom0163/

        ふと思うことありて蟻ひき返す【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0190】

        マガジン

        • ブラッドベリ1000日チャレンジ
          187本
        • 『一日一文 英知のことば』から学ぶ
          159本
        • 「1日1ページ教養シリーズ」を毎日読む
          22本
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          0本
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        記事

          人生とは何であるか【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0188】

          【短編小説】偶然の旅人/村上春樹 ○ 物語が始まる前に、作者が登場する異例の小説。まえがきで、よかったのではないか。ストーリー自体は、いくつかの偶然や珍しい事象によって、調律師が過去に断絶していた姉と関係を変化させる。そんなこと起きるのかなと思いつつ、納得感があり、ちゃんと読み終った感もあった。 【詩・俳句・短歌・歌詞】いのち けやきだいさく/工藤直子 ○ 生きるのに、ヨイもワルイもないと感じている。よく生きようとするか、しないかの違いではないだろうか。今回の主役は、どうや

          人生とは何であるか【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0188】

          源信【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#162】

          【6月10日】源信:942~1017.6.10 【アタクシ的メモ】 これも古文で、内容が正確に読み取れていないが、どうやら殺生、盗みをすると落ちる黒縄地獄の様子を書いているようだ。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230610/wisdom0162/

          源信【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#162】

          私たらは啓示を待つべきなのか?【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0187】

          【短編小説】情緒不定定の五つの徴候/リディア・デイヴィス ○ 車の料金所で、どの硬貨を出すべきか迷い、どうしても決められないくらい、生きるのに戸惑っている主人公。その戸惑いを解消するためにも、彼女は啓示を待っている。自分が意志するだけで、世界が変わっていくほど単純ではないだろうが、誰かに指し示されるのを期待していても、それはかなわないんじゃないかと思う。ある意味、自意識が暴走していると感じた。 【詩・俳句・短歌・歌詞】「し」をかくひ かぜみつる/工藤直子 ○ タイトルの「し

          私たらは啓示を待つべきなのか?【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0187】

          滝沢馬琴【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#161】

          【6月9日】滝沢馬琴:1767.6.9~1848.11.6 【アタクシ的メモ】 古文ということもあり、書かれている内容も、それほどはっきりしない。どの家かはわからないが、後継ぎがいないことを嘆いているのだろうか。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230609/wisdom0161/

          滝沢馬琴【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#161】

          魂の世話をする【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0186】

          【短編小説】靴下/リディア・デイヴィス ○ 靴下を通して、元夫のことを思い出す。今や距離がある人との、そうした象徴的なものが誰しもあるかもしれない。ただ、そんな自身の思い入れとは別に、やはリコミュニケーションが生まれ、何か行き違いのようなものを感じるかもしれない。そのズレに疲れながら生きるしかないのだろろか。 【詩・俳句・短歌・歌詞】船出/辻征夫 △ そこそこ長い詩であるが、描かれている状況が良く分からず、視点がはっきりしないため、メッセージ含めて、色々と理解できなかった。

          魂の世話をする【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0186】

          知里幸恵【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#160】

          【6月8日】知里幸恵:1903.6.8~1922.9.18 【アタクシ的メモ】 知里幸恵について、テレビ番組で知った。なので、上記で書かれているのは、単なる昔はよかったということではではなく、民族の文化、同一性についての記述だと理解している。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230608/wisdom0160/

          知里幸恵【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#160】

          人生は短く、思索は果てない【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0185】

          【短編小説】年寄り女の着るもの/リディア・デイヴィス ○ 「年寄りになっておかしな服を着るのを、彼女は今から心待ちにしている」という。筆者の登場人物は、いつも共感しづらい志向や性格である。今回は、老いることがテーマにあるようだが、どうしても共感していない人物の考えや行動だから、自分の中に入ってこない。これがもしがすると大衆であり、リアルなのかもしれないが、中々飲み込めないのが現実である。 【詩・俳句・短歌・歌詞】ほらふき男爵/辻征夫 ○ 考えようによってはユーモラスな詩なの

          人生は短く、思索は果てない【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0185】

          E.M. フォースター【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#159】

          【6月7日】E.M. フォースター:1879.1.1~1970.6.7 【アタクシ的メモ】 個人主義のススメといったところだろうか。もちろん全体主義は取らないが、そもそも二元論で、片方だけに傾倒するのは、やや違和感がある。アリストテレスがいうような中庸が、面白みはないが、現実では一番有効ないように思う。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230607/wisdom0159/

          E.M. フォースター【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#159】

          この人生が存在している驚き【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0184】

          【短編小説】問題/リディア・デイヴィス △ XやYと名づけられた多くの存在が示され、それぞれの関係が語られる。論理式験のような文であるが、普通に読んでいては、その間係性はほとんと理解できないだろう。Zなどの記号であるし、ここで物語は展開されないから、読む気も失ってしまうのだった。 【詩・俳句・短歌・歌詞】ちちんぷいぷい/川崎洋 ○ 「ちちんぷいぷい」は、自分が子どものころ、また育てている子どもが小さかったころによく聞き、使った。完全に口頭伝承で覚え、使ってきたので、こうして

          この人生が存在している驚き【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0184】

          バーリン【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#158】

          【6月6日】バーリン:1909.6.6~1997.11.5 【アタクシ的メモ】 自由とは、暴走しがちではないだろうか。そして、自由は自由であるために、原則抑えることはできない。上の言葉は、そうした自由の自由性に何とか歯止めをかけ、重しになるような考え方に思えた。 このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230606/wisdom0158/

          バーリン【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#158】

          にじはきれいだが、はかない【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0183】

          【短編小説】安全な恋/リディア・デイヴィス 書籍では、わずか5行の超短編小説。息子のかかりつけ医に恋をするという女性。とても情熱的なたぐいの恋だったというが、二人を隔てる障害によって、安全でもあったという。つまりこれは、気持ちはあっても、具体的に発展しないと言いたいのだろうか。人の心の真実と、とっている行動は、また別であるというのはわかる。 【詩・俳句・短歌・歌詞】にじ/川崎洋 ○ 全体的にポジティブな内容ではあるが、主語がそれぞれ示されないから、謎めいている。誰が草の中に

          にじはきれいだが、はかない【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0183】

          アダム・スミス【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#157】

          【6月5日】アダム・スミス:1723.6.5~1790.7.17 【アタクシ的メモ】 市場経済において、各個人が自己の利益を追求すれば、結果として社会全体において適切な資源配分が達成されるという「神の見えざる手」を、論じた部分のようだ。今も、神の見えざる手は有効なのだろうか? このエントリーは、下記からの転載です。 https://kazuhiq.com/20230605/wisdom0157/

          アダム・スミス【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#157】