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平成ファーストロットは仕事最優先じゃない?ファーストロットが描く未来。

あろー! 平成のファーストロットは3年目生まれ @kazuka2u です。

そんな我々は諸先輩方からしばしば、仕事よりもプライベートを優先、指示待ちで仕事は大してできないし、先輩に反抗しがちだ!なんて揶揄されます。

私たちが身に着けた思考

根性がない!だとか、仕事をちゃんとやらない!みたいなことをよく言われますが、その実「ゆとり」と呼ばれるような、勉強した量は直接起因していないのではと思うのです。

だって私たちは自分の頭で考えなさいって、育てられてきたのだもの。

これまでになかった技術が、これまでの50年よりも加速度的に台頭する中で、同時にたくさんの社会問題がでてきています。その問題解決を見越してわたしたちは「自分の頭で考えること」を総合学習の時間に刷り込まれてきたはず。

会社の仕事だけをやっていればいい時代はやっぱり終わったと思うし、年金が見込めないのに、延々と社会保障費(昔は5%くらいだったって聞いたけど、今は20%くらいおさめてるよ…?)をごりごりとおさめてる。そりゃ会社からもらう給与だけじゃなってなる。そして私達が幼い頃から刷り込まれてきた社会問題は、大抵会社は解決してくれない。

でも。会社で身に付けた力をみんなで合わせれば、問題は解決できるはずなんだよね。

日本だけじゃない

日本ではゆとり世代にちょっと似た事例が。アメリカではジェネレーションZ(GenZ)と呼ばれる世代と似た世代です。

アメリカにおける人気就職先ランキングにこんなものがあります。

上位にNPOやUN(国連が)入っています。問題を抱えるのは日本という国単位の話ではなくて、世界の話。日本のゆとり世代が必ずしも早く帰って、プライベートなこと以外に時間を費やしているわけではないけれど、世界的に見ても問題意識をもっている世代だっていうことは分かる。

社会=私達が抱える問題はたくさんあるわけで、ゆとり世代は解決アプローチを考える世代、なんじゃないのかなぁ。

構造的に考える能力

でも正直なところ、先輩方のほうが圧倒的に優れている思考分野があると思っています。それが構造的の物事をとらえる能力。

滅多に話さない父と、先週大学の話をしていたときのこと。私の父は、団塊世代のちょっと下、バブルの終わる時期に就職をした世代です。彼は地方国立大出身なのですが、なぜその大学を選んだのか聞いたところ、経済が学べて、マル系(マルクス経済学、最近だと社会経済学って呼ばれることもある)学派じゃなかったからって言われました。

高校生でマル系理解するって昔の世代強いな。。という所感。

時代がそうだったのもあるかもしれないけれど、私達の世代って古典の話題あんまり出なくないですか……?少なくとも私は未だに資本論読み切れてないし、読んだ古典も理解度が浅い。やっぱり学問として確立されたものを体系的に学ぶことは必要だし、その上に立つことはもっと必要。理論の上に積み上げる癖は、上の世代からもっと学びたいところ。

ファーストロットが描く未来

私は。他者にもっと寛容でありたい。みんなで力を合わせて出来ないことは、絶対にないから。でもそのためには、異なるバックグラウンドをもった者同士で協力することで生まれるアイディアが必要。だからこそ、他者に対してより寛容でありたいと思う。

一概にゆとりが良い、悪い、とは言えないんだけれど、そんなに間違いって言わないでほしいな、なんて思います。私たちは、誰もが自分が受ける教育を選べたわけではないし、諸先輩方が、私たちの教育を決めてくださっているんですから。同様に未来の子供たちの教育を決めるのが私たちの選挙における一票だったりするので、日本だけじゃなくて世界がより良いものになるような選択を積み重ねていきませんか?

Noblesse Oblige 私たちの世界がもっと輝かんことを!

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