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【10分でわかる】ビーガンの人は多分『ゴリラ裁判の日』を読んだらキレる理由。【動物倫理 PART3】

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◆『動物倫理の最前線』井上太一×『ゴリラ裁判の日』須藤古都離


◇紹介書籍

こんばんは、和希です。
それでは本日もさっそく投稿の内容に入っていきましょう。
本日紹介していく書籍はコチラになります。

2022年5月30日に人文書院さんから発行されました、
井上太一先生の『動物倫理の最前線』と、

2023年3月13日に講談社さんから発行されました、
須藤古都離先生の『ゴリラ裁判の日』になります。

今日はこの二冊で私なりのある考えを紹介していきます。

◇紹介書籍概要

また、これらの書籍の概要につきましては、
いつもと同じように、下記に載せておきますので、
もし紹介書籍について気になった方は、ぜひ下記をご覧ください。

タイトル 『動物倫理の最前線』
著者 井上太一
価格 4,950円税込
発行日 2022年5月30日 初版第1刷発行
発行者 渡辺博史
発行所 人文書院
印刷 創栄図書印刷株式会社
装丁 間村俊一

『動物倫理の最前線』奥付及び裏表紙から引用

タイトル 『ゴリラ裁判の日』
著者 須藤古都離
価格 1,925円税込
発行日 2023年3月13日 第1刷発行
発行者 鈴木章一
発行所 株式会社講談社
本文データ制作 講談社デジタル製作
印刷所 株式会社KPSプロダクツ
製本所 株式会社国宝社
イラストレーション 田渕正敏
ブックデザイン 鈴木成一デザイン室

『ゴリラ裁判の日』奥付及び裏表紙から引用

◇これらの書籍を選んだ理由

そして、今週の投稿にこれらの書籍を選んだ理由につきましては、
井上太一先生の『動物倫理の最前線』はパート1の投稿、
須藤古都離先生の『ゴリラ裁判の日』はパート2の投稿でお話ししていますので、
選んだ理由が気になった方がいましたら、ぜひそちらの投稿をご覧ください。

◇この投稿の内容

そして、今回のこのパート3の投稿で紹介していく内容というのが、
井上太一先生の『動物倫理の最前線』と、
須藤古都離先生の『ゴリラ裁判の日』の二冊を読んだ私だからこそできる、

ビーガンの人が『ゴリラ裁判の日』を読んだら、
多分キレる理由というのを紹介していきます。

今週の月曜日にはYouTubeで、火曜日にはnoteで紹介した、
井上太一先生の『動物倫理の最前線』という書籍では、
現在その運動を活発化させている動物への脱搾取(ビーガニズム)を掲げる人の、
根幹となる考え方であるレーガンの「動物の権利」を中心に、

現代社会が抱える動物搾取への問題を幅広く解説されていました。

そして、今週の水曜日にはYouTubeで、木曜日にはnoteで紹介した、
須藤古都離先生の『ゴリラ裁判の日』という書籍では、
手話のできるゴリラのローズが人間社会にその生活拠点を移したことで、

人間と動物が交わってハッキリと浮き彫りになる”種差別”が描かれていました。

両書とも、現代の動物への人間の姿勢というものを深く考えさせてくれる、
とても素晴らしい動物倫理を記した書籍だったかと思います。

ですが、この2冊を読んだ私だからこそ、
気づいてしまったことがありました。
それが、先にも述べたように、

「多分、ビーガンの人が『ゴリラ裁判の日』を読んだら、キレるだろうなぁ」

というものだったんです。
両書とも動物倫理の啓発という点においてはとても優れているんですが、
しかし、その中でもある点において、

両書の間には、決定的な考え方の違いというものが見られました。

そして、その考え方の違いというのを、
現実の動物への脱搾取を掲げるビーガンの人たちの視点から見たら恐らく、

「全然違う、そういうことじゃない!」

と怒りを滲ませるような違いだったので、
今回のこのパート3の投稿では、そちらを解説していこうと思います。

ぜひ、井上太一先生の『動物倫理の最前線』を読んだ方もそうでない方も、
また、須藤古都離先生の『ゴリラ裁判の日』を読んだ方もそうでない方も、
どちらも楽しめる投稿になれば幸いです。それでは参りましょう。

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