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海の近くで暮らしたい #2

前回の初投稿では、サップフィッシングを機に湘南エリアへの移住を決意したもののコロナ禍で人気が上がったために物件が少なく難航していたことを書いていたが、今回はその続きとなる。

各不動産サイトで検索をかけていても、なかなか中古で良い物件を見つけることができなかったため(あっても想像以上に高かった)、こうなればと新築物件で探してみることに。すると湘南の最西エリアともいえる小田原と平塚に物件が見つかった。

小田原という土地、じつは私自身に結構思い入れがある場所である。親類縁者がいるわけでもないのだが、昔からなぜか惹かれるのである。なぜかと考えてみると学生時代に専攻していた日本文学が少なからず影響している気がする。
かれこれ20年ほど前になるが当時の私は日本文学の中世文学といわれるジャンルを専攻していた。中世文学といってもあまりピンとこないかもしれないが「祇園精舎の鐘の聲~」で始まる源氏と平家の戦いを描いた『平家物語』や漫画『あさきゆめみし』でも有名な『源氏物語』などが含まれる。なかでも『平家物語』では、源氏の棟梁である源頼朝が挙兵をしたのが小田原にある石橋山であり、その歴史的な背景からも小田原は気になっていたエリアなのである。

小田原といえば小田原城!

さらに新卒として入社してから3年半は箱根で働いていたことも強く影響しているといえる。箱根という土地は山あり湖あり温泉ありで観光者にとっては非常に魅力的な場所なのだが、働く者にとっては何もなくなかなかに辛い土地なのである。かくいう私も休みの日は小田原に降りて(箱根の人は行くではなく降りるを使う笑)ショッピングなどをしていた。なのである程度の土地勘は持っており、住みやすさもなんとなく理解しているということだ。

一方の平塚はといえば、小学生の時期に叔母の友人に釣りを教わるために月に1回ほど遊びにいっていた記憶がある程度であまり土地勘はない。ただ、東京方面へ向けての始発電車があるため、通勤を考えた場合にその点はかなりの利点であった。

次回は内見の話を書いていきたいと思う。
お付き合いいただき、ありがとうございました!

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