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小さな悩み・大きな地球@インド3週目

ハンピという小さな街にいる。フランスなどヨーロッパ系の人には有名な観光地らしく沢山の観光客がいる。とても過ごしやすい場所だ。ただ、観光地がゆえ、色々トラブルもある。

空港について早々

小さな空港について、早速こんなことがあってパニックになった。

こんな感じで、宿のオーナー、途中まで送ってくれたドライバー、新しいドライバー3人の男性に囲まれてまくしたてられた。結局、川を渡るのをやめ、宿のオーナーに言われるがまま近くのゲストハウスに泊まった。休んでいるのもつかの間、宿のオーナーに勧められ観光タクシーも手配してらもうことに。「タクシー1000ルピーだよ」って言ってた新しいドライバーは、後で観光の時にドライバーになった。なるほどグルだったわけか。

もちろん、結論としては「川が渡れない」ということはなく、スイスイみんなボートで渡っていました!ファッ!

憎しみのフィルタ

その後の観光では、正直、あまり楽しめなかった。
半分怒り、半分焦りで、正常な判断が出来なかったのが悔しくてたまらなかったのだ。なんて自分はダサいのだろう。

頭の中をぐるぐると、「なんであのとき冷静になれなかったのか…」「あいつら騙しやがって…」というような気持ちがめぐる。悔しさや憎しみは、世界を灰色に変えてしまう。遺跡の凄さや、ドライバーのお兄さんの丁寧な説明も、なんとなく頭に入ってこない。

絶景が教えてくれるのは

そんな楽しみ方ではあまりに時間がもったいなさすぎたので、途中でこのモヤモヤを思いっきりノートに吐き出してみた。情けなさ過ぎて涙が出てきた(今までのも積み重なって、ね)。でも、「小さな事で迷うより今を楽しもう」という結論になって、吹っ切れた。

そして、ツアーの最後に、崖の上を登って夕日の沈むのを見た。今までで見た景色の中でも一番という位、圧倒的な自然があった。きれいだった。大きな景色の中に、自分の小さな悩みも溶け出していったような感覚だった。

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自分を相対化する

とはいえ、いつも絶景を見れるわけじゃないし、悩みを持ったときに誰しも「原点回帰」が必要だ。そんなとき、より大きなものを意識するといいかもしれない。

全然違う文脈だけど、こんなツイートを見た。『ニュータイプの時代』山口さん。

あとは、前の記事でも書いたけど、人の生きてきた背景・価値観に想いをはせること。そうした、大きな存在や背景を意識することはすごく大事な気がする。自分の存在、現在地を常に確認する場所を持っておく。この悩みが自分の生き方とどうつながっているのかを意識する。

僕の場合は、それが圧倒的なハンピの絶景だった。ただ「絶景」はあくまで手段だ。いつでも日常の中に、自分にとって大切なものを意識する時間を持っておくぞ。

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