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2Weeksローンチポスト:McKinseyとGoogleの経験を経て始めるサービスとは

はじめに

今回副業起業家としてサービスの立ち上げを行うにあたり、Googleでの本業と並行して副業という形で起業をする事にしたのか、なぜこのドメインでサービスを立ち上げる事にしたのかをポストします。

自己紹介

これまでMcKinseyで社会人スタートさせてから、ずっとハイテク・IT関連の企業でキャリアを積んできました。McKinseyの後に入社したGoogleではfreee創業者の佐々木さんや同社CFOの東後さんと同じチームでマーケティングの仕事に従事していました。その後Squareの日本参入時のローンチメンバーとして国内事業の立ち上げを行ったりGoogleに戻ったりしながら、大きな組織が持つ豊富なリソースを活用した戦略と小さな組織が持つ俊敏さと革新的な戦略の両極を経験。現在は3度目のGoogleにて中小企業向けマーケティングチームのマネージャーをやっています。

なにをやるのか

今立ち上げているサービスは従来のマッチングアプリやデーティングアプリとは異なり、マッチした相手とまずは14日間限定でオンライン上で付き合うことから始める、2週間恋愛トライアルサービス「2Weeks」というものです。


なぜマッチングサービスなのか

マッチングサービスを始めることを周りに言うと、大半の人が「なぜそんな怪しいサービスをやるのか?」「もっと真面目にサービスを考えたら」「既に他に似たようなサービスあるよ」という至極真っ当なリアクションが帰ってきます。とはいえ、副業起業家という身でありつつも私自身としても真剣にこのサービスに向き合い、昨年末ごろからコンセプトテストを行い世の中のニーズを本業さながらで評価しながら取り組んでいるため、真面目どころか真剣にサービスの立ち上げを行っています。

もともと本業以外で自分でビジネスをゼロから作ってみたいと思ってましたが、サービスのドメインを決める上で合理的な判断基準として頭の中にあったのは3つの観点でした。

①世の中が潜在的に求めてること/一歩先の世の中で常識になるであろうこと
②戦略コンサルタントとB2C/B2BプロダクトのPMMの経験がある自分が得意なこと
③副業起業という形でも事業を立ち上げられること(リソース、オペレーション、パッション)

①世の中が潜在的に求めてること/一歩先の世の中で常識になるであろうこと

コロナ禍が広まって以降、過去類を見ないくらい広範囲で人と人との直接的な繋がり生じる活動を強制的に遮断もしくは著しく低下させられ、そんな中でも日常の中で工夫をしながらこれまでの生活を維持しようとしているかと思います。

私自身、コロナ禍が広まりを感じつつあった2020年3月からオフィスに出社することを止め以来ずっと自宅からリモートで仕事をしています。その期間中、自分がマネージャーをする担当のチームが変わり、担当のチームに新しいメンバーが入り、またメンバーが出たりと、人間関係の様々なシチュエーションを経験をしてきましたが、その過程でコロナ禍前であれば当然のように有った対面形式でのコミュニケーションは一切なく、全てリモートでビデオ会議経由で行っています。

対面で会うことでしか得られない情報や築けない信頼関係も勿論あることは理解しつつ、対面での接点なくオンライン上のみだとしても補えること、逆にオンライン上だからこそより丁寧に理解できることもあるかなと思っています。特に後者の点に関しては、得られる情報量が限られている非対面だからこそ相手の様子や話していることに意識をより集中したり、これは直感に反するのですが、非対面だからこそより思わず感情を素直に出すことが出来たりするケースを実際多く見ています。実際私自身が、オンライン上の非対面でのコミュニケーションだとしても、特に何かしら共通の目的に向かって、かつ短期間にある程度の回数コミュニケーションを取ることによって信頼関係を気づくことができると言うことを日々の業務を通じて深く感じており、この学びを何かしら還元出来ないかなと考え始めたのがアイデアのきっかけです。

人に直接会って出会いの機会を広げることが困難になりつつある今だからこそ、Googleでの自身の完全オンラインでの信頼関係構築の経験を生かし、オンラインを使ってより手軽に人との繋がり恋愛という形で双方が信頼できる関係を築くことができればと思い、マッチングサービスというドメインでサービスを作ることにしました。

③副業起業という形でも事業を立ち上げられること(リソース、オペレーション、パッション)

副業として起業する上ではいくつも制限や自身に対するコミットメントは当然必要になります。特に、副業でやるため誰からもプレッシャーをかけられることがないため、アイデアが思いついた当初は当然やる気と期待があり勢いよく前に進めていく推進力があるものの、サービス設計を進める中で出てくる多くの予期せぬ課題に直面すると本業が忙しいというもっともな口実もあり、永久にローンチまで辿り着けない蜃気楼のような状態に陥りがちだと思います。

また冒頭でも記載した「既に他に似たようなサービスあるよ」という周りからのフィードバックに限らず、「そんなサービス使わないよ」などの辛辣なコメントにも当然心を惑わされたりもします。

私自身も昔、同僚と一緒に起業しようと通常業務が終わった後に日夜サービス設計やプロダクト開発を行い、ようやくプロトタイプが出来たタイミングで想定ユーザーとなる人にプロダクトデモをしに行ったところ、「すごい技術ですが、残念ながらそのサービスは使わないよ」と一蹴されてしまいました。会社を辞めて起業に専念するかどうか迷っていた時期ということもあり、想定ユーザーからの強烈なフィードバックに心を折られ、そのショックから創業メンバーで自分だけ起業の道を続けることを断念してしまいました。ただ結果として、そのサービスは今日誰もが知る企業として大きく成長し上場も実現していることを考えると、なんと言われようとなんとか行動を起こし自身が納得する結果が見えるまで続けてみることが大事であることを痛感しました。

一方で副業起業という形は、「なんとか行動を起こし自身が納得する結果が見えるまで続けてみること」を実現するための障害(特にモチベーション低下などの内的な要素)が非常に多く出てきやすいため、一緒に起業に向けて働くメンバーがいれば割けるリソースについて相互で認識を合わせたりいきなりプロダクトを作るのではなくコンセプトテストなどで需要があるかを調べたり(モチベーションアップにも寄与)、何よりある程度ローンチが見えてきた時点で自分の周りの人にサービスの話をして逃げられない状況を作る、などの工夫がとても大事なんだなと感じています。

最後に

構想開始から半年近く経てようやく5月中のローンチが見えてきた「2Weeks」ですが、サービス開始に向けて引き続き鋭意準備を進めています。サービス開始に先駆けて事前登録の開始を始めていますので、もしよろしければご登録をお願いいたします。










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