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来年のダービー馬候補! インゼルTC×友道厩舎の期待の2歳馬ドウフォルス

武豊騎手が2013年キズナ以来となる6度目のダービーを制覇。競馬場に約3年ぶりに大観衆が戻ってきたこのタイミングでのダービーを制するあたりがスーパースターだなと、そういう宿命的なものさえ感じさせられるウイニングランでありました。また、キーファーズ松島代表とのハグは心を打たれた方が多いかと思います。とても良いダービーとなりましたね。

陣営は早くも次の目標をキーファーズの絶対的存在理念でもある「凱旋門賞を武豊と勝つ」に定め、動き出しています。そんな軌道に乗ってきたキーファーズですが、いよいよ今年一口馬主クラブ『インゼルTC』の募集馬たちがデビューを迎えることになります。勢いそのままにキーファーズ馬主によるダービー連覇、もちろん鞍上は武豊、前人未到の7度目の制覇!なんてこともあるかもしれません。

今回はインゼルTCより来年のダービー馬候補、注目株ドウフォルスを取り上げていこうと思います。まずは簡潔な紹介から

父ハーツクライ
母スカイダイヤモンズ
生産 ノーザンファーム
庭先取引を経てインゼルにて募集
友道厩舎

クラブ初年度庭先という点からもかなりの本気度が伺えるかと思います。ハーツに母系は北米血統。管理は友道厩舎と、名前だけでなくバックボーン含めてドウデュースと似る点が多いですね。友道先生自身も「同じハーツクライのドウデュースとよく似ていて、距離のあった方がいいタイプだと思います。」との事。既にしがらきにて調教が行われており、順調ならばこれまたドウデュースと同じ小倉2歳S同日の小倉芝1800mでデビューさせるとの事です。

ここから先は余談ですが、最近の小倉芝1800mの新馬戦はのちの活躍馬を多く出す隠れたステップレースになりつつあります。特に小倉2歳S同日の新馬戦(芝1800m)は世代戦線を賑わせた馬たちがデビューし続けており、今年も大注目の新馬戦となりそうです。

17年勝ち馬 メイショウテッコン
18年勝ち馬 クロノジェネシス
19年勝ち馬 ヴェルトライゼンデ
21年勝ち馬 ドウデュース

それでは最後にデビュー戦当日に思い出して欲しいデータがありますのでそちらを紹介して締めようと思います。

小倉芝1800m ラスト1F11.3秒を信じろ

小見出しの通り、小倉芝1800m以上におけるラスト1F11.3秒以内のラップタイムは古馬含めて最上位の上がりタイムとなります。これは小倉競馬場が見た目以上に起伏の激しいコースレイアウトであり、スタミナを要する競馬場であることの裏付けとも言えますね。そこで2歳戦における1つの指標として11.3秒以内をマークできるかがその仔の将来を占う判断材料になるかと思います。

実際過去に11.3秒以内を記録した2歳馬は以下5頭のみ。

クロノジェネシス
ヴェロックス
ドウデュース
キラーアビリティ
ピースオブエイト

5頭中4頭が重賞馬。うちG1馬3頭。
重賞こそ未勝利ではありますがヴェロックスはクラシック戦線全て3着以内と好走。実績は十分です。さらにこれを11.1秒以内で絞るとクロノジェネシスとドウデュースのたった2頭のみ。グランプリホースの名牝と今年のダービー馬ですから、もし今後加速ラップ11.1秒以内で駆け抜けるような2歳馬が出てくるならば将来が約束されたようなものです。

以上から今年の小倉芝1800mデビュー組の上がり1Fの実数値には要注目です。
ドウフォルスはまずは無事にデビューを迎えられるようこのまま順調に行って欲しいですね。ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。


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