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#004 打倒コントレイル&デアリングタクト

牡馬牝馬ともに無敗の三冠制覇が期待される注目の秋。待ったをかけるのはどの馬か。紫苑S、ローズS、セントライト記念と続々とトライアルレースが開催され、今週にはいよいよコントレイルが神戸新聞杯で始動する。ラスト一冠に向けて大きな歯車が動き始めた。今回は先週末に開催されたローズSとセントライト記念を振り返ろうと思う。

ローズSでは勝ち馬リアアメリアに騎乗した川田騎手の勝利インタビューが印象的だった。リアアメリア自身のポテンシャルの高さについて何度も言及。春のクラシックではこの馬本来の能力を自分が引き出せずに終わってしまったと語り、無念さや悔しさが伝わってきた。インタビューの最後には「デアリングタクトに挑戦できる器」と相棒を称し、打倒二冠牝馬へ意気込んだ。

セントライト記念のバビットには驚かされた。春のクラシック戦線を盛り上げた2頭、弥生賞馬サトノフラッグとスプリングS勝ち馬ガロアクリークによる2着争いを尻目に逃げ切り勝ち。コントレイルの三冠達成に待ったをかける今夏最大の上がり馬となった。

父は10年前の凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタ。セントライト記念父仔制覇のメモリアル勝利となった。18年オータムセールでの取引額はわずか162万円。己の脚で評価を覆し続け重賞連勝含む4連勝、全6戦6連対。勢いに乗って打倒コントレイルへ名乗りを上げた。

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