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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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2022年3月の記事一覧

なぜサッカー選手は“挨拶”をするべきなのか? インタラクションとセンサーの欠如

サッカー選手や、サッカーに関わる人間は、挨拶をするべきだと思ってきた。挨拶をする、という行為は人によっては当たり前の行為であるが、ただ、中にはその感覚が抜けている選手などがいる。 ただこの“挨拶をする”という行為は、何も深くお辞儀をしろとか、目上の人にはペコペコしろとか、礼儀を守れとか、そういううるさいジジイみたいなことを言いたいわけではないことは、先に断っておかなければならない。 いわゆる、スポ根的な、日本の体育会的な「させられている挨拶」ではなく、人間と人間がする、自

「アウトプットがオリジナル」か「インプットがオリジナル」か問題

【記録.6】腰を据えたときに見える小手先の技術と知識

鎌倉の街に引っ越して来てから早くも1年の月日が経ち、鎌倉インターナショナルFCでの仕事は2シーズン目を迎えています。街に対する愛着と、クラブに対する愛情は日に日に増すばかりで、世界情勢がカオスなことも手伝い、自分の人生がいかに幸せなものなのか、日々噛み締めて生活をしています。 学生生活が終わってから今まで、何をするにしても「海外でサッカーを学ぶ」ことがスタートラインとなっていたものですから、何かの組織に属すとき、あるいは何かの活動を始めるときは、決まって「期間限定」の意識が

手で書くことによる効能

頭で考えるのと、手で書くのだと、後者の方が圧倒的に面倒な作業なので、何かの答えを導きたいときや、あるいはそもそも何を問うているのかを明らかにしたいとき、私はめんどくさいけど手で書くようにしています。 私たちのようなサッカー畑出身の人は、ほとんどが少年時代に「サッカーノート」たるものを書いていて(あるいは書かされていて)、そこには確かに「手で書くことによる効能」があったなと、今になって思います。私の場合サッカーノートを書かなくなってから(=サッカーを辞めてから)、考える作業と