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社員インタビューをはじめてみたら、いろいろと良いことがあった話




11月頃から、社員のインタビュー記事を書いています。今のところ未公開記事も含め7人ほど。


今回の記事では、成果というよりはインタビューを実施した私個人として良いことがあったので、その辺りについて書いていきたいと思います。やってみたいと思っている方はぜひ参考にしてください。あと既に実施している方は、共感して頂けたら幸いです!

どんないいことがあったのか。


具体的には以下のような良いことがありました。

・他部署への理解が深まった。
・仕事観が聞けて刺激をもらえた。
・普段は目立ちにくい職種の人をフォーカスできた。
・本人にも喜んでもらえた。
・結果、自分も会社が好きになった。

まず、他部署の理解が深まったのがよかったです。普段はコミュニケーションを取れない人と、普段の仕事について、どんなことをしているのかなど、理解を深めることができました。

その中でも特に刺激になるのが、1人1人の仕事観です。同僚といっても価値観は人それぞれなので、新たな気づきがあります。一緒に働いている人間がどんな想いで働いているのかを聞くことで、「自分自身はどうだろう」と考えるきっかけにもなります。新卒からはフレッシュさを、中途社員からは新しい価値観を、既存社員からは自社らしさを知れるのもよいところです。

また、インタビューを通して普段はスポットライトの当たりにくい人にもフォーカスすることができます。クリエイターや間接部門の人など、どうしても目立ちにくい人の考えや活動を深掘りしてシェアすることで、本人のモチベーションにも繋がりますし、離れた部署の人も知るきっかけになります。

そうやって、インタビューをやればやるほど自分自身も会社を好きになっていきます。それぞれの想いを聞くことで、このメンバーに負けないよう、自分も頑張っていこうと思えるのです。

準備も現場も執筆もクリエイティブも全部1人でやっているので大変ですが、それでもやってよかったと言い切れます。

はじめようと思ったきっかけ

さて、ここからは社員インタビューをやろうと思った経緯についても触れておきたいと思います。興味がない人は読み飛ばしてください。

実は、かなり前から社員のインタビューをやりたいと思っていました。事業的にも、弊社のようなSaaSのサービスは他社との差が見えにくいので、誰から買うかも重要な選択基準になっていくと考えていたからです。

採用の観点でも、就活生からしたら企業ごとの違いは分かりにくいと思うので、誰と働くかを重視する人も多いと思います。私自身も、今の会社にいる理由の1つに「人」があるのですが、その人の良さって、なかなか伝わりにくいんですよね。

ミスマッチが起こると、ビジネスでも採用でも双方に不利益があるので、できるだけ等身大の自社を見せていきたいと考えていました。なので、インタビューとかであればまだ、伝えわりやすいのかなと。とはいえ内輪で盛り上がってるだけにならないかが不安だったので、そこは特に気をつけています。

あとシンプルに、文章力やインタビューのスキルも上げたいと思っていたので、トライしてみたかった部分もあります。なので、自分のやりたいことと、会社がやった方が良いところの共通項を見つけて、行動を起こしたイメージですね。


スタートするまでに悩んだこと

続いて、スタートまでに悩んだことについて簡単に書いていきます。

◆誰をインタビューするのか
対象者も悩みました。結論としては、弊社で毎月クレドに沿った良い行動を表彰する機会があり、その受賞者に対してインタビューをすることにしています。はじめは無作為にやってもいいかな?と思っていたのですが、せっかくなら弊社らしい行動を取っている人から始めよう、と思ったからです。

◆どこの媒体でやるのか
媒体に関してもすごく悩みました。会社のnoteはずっとやりたいと言ってたんですけど、自社のメディアもあるし、ちょっと微妙だとなりまして。最終的には、採用サイトももうすぐリニューアルするし、そちらに掲載していこうという結論に。なのでインタビュー内容も、人柄を打ち出すような内容になっています。

◆しつこいくらいに言い続けた
サクッと書いてますが、スタートするまではしつこいくらいに社内で言い続けました。ことあるごとに口頭もしくはチャットで交渉をして、実施に至っています。一応会社としての発信ですし、正式なルートを通した方が協力も募りやすいので、真面目にコツコツと進めていったと思います。長期的にやっていく想定だからこそ、ちゃんと根回しして始めていくことが重要です。とりあえずやってみようでは、長くは続かないので。

大変だったこと

良いこともたくさんあったのですが、もちろん大変なこともありました。今回は大きく2つ紹介します。

◆経験がない
まずそもそも、インタビューの経験があまりないので、段取りなんかも苦労しました。足りない知識は自分で調べたり本を読んだり、ちょうど今通っているぶんしょう舎というライター講座で、インタビューの講義があったので、とても参考になりました。

ちなみに、昨年はセルフインタビューとかいうしょうもない企画をたくさんやったのですが、役に立ったかどうかは不明です。そして難易度は普通のインタビューの方がぶっちぎりで高いなと思いました。当たり前ですね。


◆全部自分でやっていった

私の悪いところでもあるんですけど、全部一人でやりたくなっちゃうんですよ。なので写真撮影やカバー画像作りから、インタビューから、書き起こしから編集からサイトへのアップまで、全部1人でやりました。通常業務外の時間でやったので物理的に結構きつかったです。カバー画像はCanvaなんかも使って、出来るだけ短時間でハイクオリティを目指しました。

自分がやりたいことと会社の求めること

こうして少しずつ進めてきたのですが、もともと好きでやろうと思ったことなので、メイン業務外でも特に苦ではありませんでした。むしろ冒頭で話した通り、良いこともたくさんあったのでやってよかったです。

ただ、こうやって好きなことをやるからこそ、メインの業務もより一層頑張らないといけないですし、悪い影響が出るようならすぐやめるべきだと思っています。また、こういった自由な行動を取るにも、まずは社内の信頼を得てからでないと難しいので、順番を履き違えないようにしなければ、とも思います。

これからも、自分のやりたいことと会社としてやった方がいいことの重なるところはどんどんトライしていきたいですし、チャンスがきた時に掴めるようにしておきたいので、常にアンテナ張りつつスキルを磨いておきたいと思います。もちろんメイン業務はしっかりやる前提で。


以上、つらつらと書いてきましたが、インタビューはする側もすごくモチベーションが上がるのでとてもおすすめです。ぜひ共感いただいた方は、チャレンジしてみてください!ちょっと大変ですけど、やる価値はあると思いますよ!


Twitter→小木曽一馬 / Cloud CIRCUS


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