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22世紀の組織がここに。DAOスタートアップ50社をご紹介

このnoteでは世界最大のスタートアップデータベースであるCrunchbaseに基づき、

・米国中国以外にも、欧州、アジア、アフリカなど多岐にわたる地域の企業
・一部の投資家にしか注目されていない隠れたポテンシャルを秘めた企業
・注目される分野でとりわけ新奇性が高い珍しいビジネスモデルを持つ企業
・私たちが利用するべき暮らしや開発を豊かにしうる海外のサービス


を毎週1回土曜日に配信しています。

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以下本編です。

今週はDAOスタートアップです。

自律分散型組織DAOは21世紀前半から注目を集め始めた株式会社に代わる組織体系とよばれています。

最大の特徴は管理者が(厳密には)存在しない点です。

従来の株式会社に存在していた組織ガバナンスの偏重や意思決定のブラックボックス化を避けられるだけでなく、より門戸を開いたオープンな参加主体を集められます。また議決権の付与やその他様々な特権を享受できるガバナンストークンを発行することでより健全かつ民主的な意思決定がなされる環境を実現できます。

国内ではまだ事例が少ないDAOですが、ワイオミング州などでは法的に初めてDAOが会社組織として認定されるなど、今後の展開に注目です。

今週の50社から判明したのは、DAOには主に

・ゲーム偏重

・開発・インキュベーション偏重

・その他

の3種類が存在することです。

ゲーム偏重のDAOは文字通り特定のゲームタイトルや、あるゲームを中心としたタイトル群を中心にNFTやガバナンストークンを発行しエンゲージメントを高めるタイプ。

開発偏重のDAOはレイヤー1ブロックチェーンを用いながらWeb3プロダクトを作成したり、起業する際のIDO/ICO/エクイティなどの資金調達に対する支援から技術導入のコンサルティングまで一気通貫で行うタイプ。

その他のDAOはアーティスト集団や、地球規模の民主主義を導入するなどのビジョンをもとにコミュニティドリブンで進んでいくタイプです。和組DAOなどもこれに当てはまるでしょう。


では早速いきましょか。

Yield Guild Games:仮想世界やブロックチェーンベースのゲームで使用される非代替性トークン(NFT)に投資

📅調達日:August 19, 2021

📈調達種類:ラウンド不明

💰調達額:$4,600,000

👥主要投資家:Animoca Brands, Andreessen Horowitz, etc

🌍国:Queson,🇵🇭

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【誰のどんな課題をどのように解決するか?】ブロックチェーンゲームをこよなく愛する人々のPlay-to-Earnの効率性を高めながら収益性とコミュニティーのパワーをより強力に、同業種の人々で連携をし続けたいと言う課題を ブロックチェーンゲームを遊ぶ人々によって形成されたギルドによって解決。

【日本に展開するなら?】日本でも未来などを通じて大昔はギルドが作られていたりオンライン上のゲームコミュニティーを非常に盛んな国であるから日本で普及するのも時間の問題だし多くの日本人が参画していると思われる。

 【備考】既存のブロックチェーンゲームを遊ぶ人々が集まったオンラインギルド。 現実的にこれらの処理がコミュニティーとして成り立たせるのは難しい作業にはなっているが実際の資金調達を終え複数のコミュニティーを統合する技術として機能している。 今後Web3上の組織はこのような 組織を組織化させるようなプロダクトがどんどん増えていくのではないか。

詳しくはこちら。


KuCoin 400以上のデジタル資産を提供するグローバルな暗号通貨取引所で、8M以上のユーザーに暗号サービスを提供

📅調達日:November 15, 2018

📈調達種類:シリーズA

💰調達額:$20,000,000

👥主要投資家:IDG Capital, Matrix Partners, etc

🌍国:Mahé,🇸🇨

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【誰のどんな課題をどのように解決するか?】複数の仮想通貨の銘柄を有する人々の それぞれの仮想通貨のやりとりが難しくまた保有に関しても保守運営コストがかかり現実的に収益を大きくすることが難しい状況を 世界で最もセキュリティー的に洗練された暗号資産取引プラットフォームによって解決。

【日本に展開するなら?】日本にはすでに多くの取引所が存在しておりこのプロダクトが参入できる余地は無い。強いて言えば取引銘柄が400以上であるために幅広いことが考えられるが多くの日本人はすでにBinanceなどを使っており新しく参入する理由がない。

【備考】多くのプロダクトが取引所を運営しており取引銘柄やトランザクションのやり方の特徴など個性的な様相を呈しているがこのプロダクトに関しても同様のことが言える。 取り立ててこのプロダクトが他の取引所と異なる点が見当たらない。 アフィリエイトプログラムを用いて取引を宣伝することでコミッションフィーが得られる制度なども投入している。


Ithreum Web3やメタバース時代にデータを解き放ち、データに新たな価値を創出 

📅調達日:March 17, 2022

📈調達種類:ラウンド不明

💰調達額:$4,000,000

👥主要投資家:MHC Digital Finance, Elrond, Mechanism Capital,  etc

🌍国:Sydney,🇦🇺

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【誰のどんな課題をどのように解決するか?】ブロックチェーン上の金融資産を扱う法人・個人の 取引において非効率が生じたり良い手段や効率的な投機が行えず損が増えてしまう課題を ブロックチェーン上発の仲介業務提供企業によって解決。

【日本に展開するなら?】わが国において法的整備がどのように干渉してくるかがわからないが少なくともプロダクトのニーズとしては存在し得るビジネスモデルである。

【備考】このビジネスモデルを導入した際に複数の顧客が利用の対象となり得る 金融商品を証券等と同様に仲介しそれぞれのブロックチェーンことによって規定されていたルールや銘柄などを横断的にやり取りすることができるようになった。 また国ごとの規制に対しても横断的に対処するためより製薬の少ない形でNFTや 暗号資産を運用したり収益を上げられるように。 横断的なプロダクト。


続きはニュースレター、または本Note下部のPDFにてご紹介しています。

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