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「ポメラ日記45日目(note創作大賞2023に応募した話)」


 表題のとおり、noteの創作大賞2023に応募しました。作品を書き上げて脱稿したのが昨日で、〆切が迫っていたこともあり、えいやという気持ちで作品をそのまま送り出しました。

 僕にとって小説作品の投稿は一年ぶりになります。公募からもしばらく遠ざかっていて、三年が経過しました。

 制作にほぼ丸一年費やして、完成したのが『川に向かって、言葉を吐いて』という中編小説です。文字数は約5万字、原稿用紙換算で143枚程度です。


 厳密に言うとこの作品はミステリーを志向したものではありませんが、探偵小説の要素も入っているので、「ミステリー小説部門」に作品を送り出しました。

 僕は公募を止めた三年前からnoteで短編小説の武者修行をはじめて、かれこれ八作目になります。SF、幻想小説、青春小説など、様々なシチュエーションで書いてきました。過去作と比べても、今回の作品(『川に向かって、言葉を吐いて』)が一番難しかったなと感じています。

 正直に言って、終わりの見えない執筆工程に途中で投げ出したくなったときもありました。お金のことだけを考えるのなら、ライティングやブログだけに集中していた方が、遙かに効率はいいので。
 
 小説は膨大な時間を掛けて作っていくものですが、とくにアマチュアの作品であれば、読者に読まれる可能性はかぎりなく低くなります。1円にもならずに読み捨てられたり、作品を何度書いても素通りされていくのが当たり前の世界です。

 アマチュアでものを書き続けるとは本来そういうことだと僕は思っています。

 それでも小説を書くことをやめないでいたのは、僕にも意地があって、公募にも引っ掛からず、ネットでもごくわずかのひとにしか読まれない、そういう現状でもかまわずに書き続けた方が、却って作品としては面白くなるんじゃないかなと思っていたからです。

 前口上はここまでにして、あとはお知らせを。

 中編第一作の『川に向かって、言葉を吐いて』は既にnote上で読めるようになっています。

 今回の『note創作大賞2023』では、読者からの「スキ」などのリアクションも選考基準のひとつになっています。

 作品を読んでよかった、と感じたら「スキ」で応援いただければ幸いです。

 一年前に発表した短編第七作『君は花束を忘れた』も、note創作大賞2023の
「ファンタジー小説部門」に応募しています。


 既に作品を読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、未読の方はこちらも併せてお楽しみください。再読の方でも「スキ」で応援することができます。

 また、創作大賞2023の開催に合わせて、これまでnoteで有料販売(100円)していた短編第五作『私たちはさよならと言った』を無料公開しました。この機会にぜひお立ち寄りください。


 現時点で僕が公開できる小説作品は、これですべて出揃ったと思います。

 以上、創作大賞2023に応募したご報告でした。

 執筆後の感想などは、また後日。

 2023/06/30 11:52

 kazuma

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