3年半ほど前
西洋占星術に興味を持ち、
波はありつつも、日々少しづつ掘り進めてみたところ、メモだけでも数千ページに。
まだまだ奥の深い世界ですが、ちょっと立ち止まってみました。
 
占星術って？星占い？と思われる方が
多いと思うのですが。
 
私は、運勢や相性の吉凶を占ったり
未来を予見することには、最初からそれほど関心が持てないままで
（大きな目で見たら良い悪いもないだろうし、
決められたくもないし）。
 
そもそも、そういうものではないのでは？
とも思っていて。
 
遙か昔から、人々が、
「天体の配置や動きは，人間に様々な関わりがあるのではないか。」
という直感を抱き、解き明かそうと試み続けてきたことに、シンパシーを感じます。

古代から（紀元前3000年頃という説も）
ブラッシュアップされた世界観や象徴的思考は、
テクノロジーと同じくらい興味深い智慧だなと。
今の時代にも活かせるかもしれないと思っています。
 
一方で、確固たる答えや、欲しい情報だけを効率的に得たいという、
現代的で受け身な在り方では、馴染むことが難しいものだとも感じています。
 
いつもとはスケールの違う星時計や暦の中で、
今の時代や、自分のバイオリズムを眺めてみたり。
天体や星座の象意から、自分とは異なる価値観や、その所以となる、様々な感覚について，イメージを膨らませてみたり。

何より自分の生まれた瞬間のホロスコープ（天体の配置図）を読みといていくことは、
自分をほどいて編み直していくような、
あたらしく自画像を描いてみるような、
不思議でおもしろい体験です。

「正しい，間違ってる」で計れるものではないけれど，
時に自分を元気づけ，時に冷静さをもたらしたり，長年，凝り固まっていた，ピントやフィルターから開放されるような，大きな癒しや気付きを与えてくれることもあります。

自分の性質や，感情の奥行き，内面で起こっていることなどを，多角的に自覚したり，伝えやすくなってくるので，そうすると，外の世界との繋がりにも変化が起こり始めたり。

実生活の中でアップデートされ続けていくので、
終わりもありません。

とはいえ、扱いがデリケートなものだなとも感じていて、
まだまだマイペースに学んでいくつもりですが、

この先いつか、
星をトピックに話し合える仲間が集ったり、
興味はあるけど，とっかかりが掴めない、
という方のお手伝いをできるようになれたらいいのかもな？と、あわ～くですが、願うようになってきました。
 
去年ライブを企画した際に、
ミュージシャンの寺尾紗穂さん（娘さんが占星術を勉強されているそう）が、
「（全員に必要なものではないかもしれないけれど）占星術を知ることによって助かる（生きやすくなる）人は、確実にいると思う」
と仰っていたことも、考えさせられるきっかけのひとつになりました。
 
これって別に占星術に限ったことではないですよね。
 
ただし、情報量が膨大すぎて、さらっと伝えられるようなものでもなく、
明確な正解があるわけでもなく、
（そこがとても良いところだとは思っている）、
センスに委ねられる部分が大きく、
言語化するのが苦手なこともあり、
いろんな意味で難しさを感じています。
 
それでも、今のところ星友達が1人もいないので、架空の友にお喋りするようなかんじで、スタートしてみることにしました。
 
1年に何回投稿できるだろうか、くらいのペースで、ひっそり、ゆっくりゆっくりになりそうですが。
 
はからずも，明日は立春ですね。