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作曲家修業の思い出

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30歳のとき、遅咲きの作曲家修業をしたときの備忘録です。
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2017年6月の記事一覧

作曲家修業の思い出(4)フリーソウルとカフェアプレミディのシリーズは全部買え

前回は、デモの打ち込み方法にダメ出しをされたわけですが、次に曲作りの前に指南されたのは、

レファレンス音源を沢山持っておけ

ということでした。

ぼくの場合、当時は「オリジナルラブフォロワー」だと2ちゃんねるに書かれるくらい、田島貴男さんの曲にどっぷりはまっていましたが、それ以外にもいろんなジャンルをかじっており、広く浅くは聴いているつもりでした。余談ですが、大学時代にプログレを聴いていたのは

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作曲家修業の思い出(3)一番聴かせたいところを一番最初に持ってくる

ようやく曲づくりのスタートです...とはまだいきませんでした。

ぼくが送付していたバンドの曲の中で「この曲、70年代っぽさが出てていいね」と言われていた曲がありました。

「この曲のデモ版を、まずは1週間で作ってみてほしい」という課題からスタートしました。

イントロから作るな。一番聴かせたいところを一番最初に聴かせること制作にあたって、事前に1点だけ注意を受けました。

・ディレクターの人たち

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作曲家修業の思い出(2)自分が提供したいと思うアーティストを100組挙げる

面会は赤羽橋の某所。その方はクラブ系アーティストのエージェントをしているといいます。

※エージェントといえば、トム・クルーズのあの映画を思い出していただければ。

ザ・エージェント 20周年アニバーサリー・エディション

ざっくりいうと、単なるマネージャーなのではなく、クライアントとのクリエイティブワークにも深くかかわるプロデューサー的な役割も多分に含んだ業務をする、そのために営業もする、そ

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作曲家修業の思い出(1)プロローグ

30歳のとき、遅咲きの作曲家修業をしました。
当時指摘されたことは、これからの作曲家志望者にも役立つだろうし、アイデア出しに困っているような方にも役に立つのではないだろうかと思い、作曲家ゼミなどに入る前の知識ネタにでもなればということで、ログとして残しておくことにしました。
実は当時、リアルタイムでエキサイトブログ〜mixi日記に書いていたのですが、全て消してしまったので、記憶のある限り、もう一度

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