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全校マラソン。

秋晴れの清々しい空気と景色の中、 先日、息子の通う小学校でマラソン大会がありました。

この大会は、2キロ。3キロ。4キロ。
自分の走る距離を自分で選びます。
遠い距離を選んだ選手から、時間差でスタートして、同じゴールを目指すのです。

1年生から6年生まで一緒に走るので、全員での順位を出すと言う、ちょっと面白い、伝統のある大会です。

親世代になり、気楽に見るだけですが、毎年それぞれの子供達にドラマがあり、頑張る姿を見る事が出来るので楽しみにしている行事の一つです。

今年、息子は最長の4キロに初挑戦。
頑張って欲しいので、早めに学校へ行って見守る事にしました。

天気は良いのですが、遠くに見える山々は雪を被って、真っ白。

寒さ対策は必要ですね。
毛糸の帽子、手袋、ネックオーマー
風を通さない上着、あと水筒にお茶🍵
それと、カメラ😆

『完璧🎵。』

校庭に向かいました。

子供達が集まってます。

校長先生のお話し、
『皆さん、それぞれ練習して来た事を見て来ました。天気も良いので、それぞれの目標に向かい頑張って下さい。先生達みんなで、応援していますよ。』

😆😆😆
先生達じゃない私も、応援してるよ(笑)
同じ気持ちで嬉しくなりました。

その校長先生、別の先生に発言を求めました。
大会前、みんなで応援してるしね🎵

でも、その先生は、子供達に向かって

『順位が、良いからと言って偉い訳では無い。足が早い事が凄い事では無いんだ。』
と言い出しました。

😨😨😨

『はぁ~?』

マラソン大会のスタート前なのに、子供達に、なんて事を言っているのー!
それでも教育者なのか?
日々、走る練習をしてきた子供も沢山いるのですよ?

発言権の無い私には、大きな声は出せません。

初めて長い距離に挑戦する息子に、頑張ろうとして、努力してこの場に来た人達に、良い大人として、この人は何が、言いたいのでしょう?

残念です。
悲しくなりました。

大会なのです。

順位が良い方が、この日は偉いのです。

そして、マラソンです。

足が痛くなり、お腹も痛くなり、かなり苦しい、それでもみんな、頑張って足も手も動かし続けてゴールを目指すのです。

走り切った事が自信に繋がり、また違う、困難に立ち向かって行けるのです。

前日の雨もやみ、天気も良くて、世界中が子供達を応援してくれているみたいな景色の中。

見ているだけの親の私が、これだけ悲しいのだから、子供達はもっと嫌な気持ちになって居るのだろうか?

それとも聞いていない?

足が速いから偉い訳では無い。
順位だけが、すべてでは無い。

でもね先生、走り続ける事が出来る事は、とても凄い事ですよ。

歩かないで、ゴールまで、走り続ける事が出来る人を私は尊敬してます。
たとえ子供であっても。

そして歩いたとしても今日、投げ出さず生徒全員ゴールしました。

子供達の中には、早い子は凄いなぁ、…と思った子供は必ずいるはず。
だって同じ所を目指して走ったんだよ。

何故そこを見ないの?
頑張って何が悪いの。早い事が駄目な訳ないでしょう。

大会なんだよ。

素晴らしいと褒め讃えるべきでしょう。

先生の資格、国の基準、何かがおかしくなってませんか?

子供達には、頑張ってる人、凄い事を成し遂げた人を、素直に賞賛出来るそんな人間に育って欲しい。

自分と何処が違うのかを、考え感じて欲しい。

来るべき自分の順番が来る時に備えて気持ちも体も整えて。
何でも時期があるから、チャンスもピンチも巡る物だと思う。

頑張れみんな。

ヘンテコな大人に騙されないでね。

ちなみに息子はと言うと、途中でバテて、2キロの1年生に抜かされて、泣きながら、ゴールしてました。😨

でも、初めての
4キロ、走り切りました。
本当に頑張りました。

走り続けて来なかった私には、もう出来ません。体が壊れます。


近くのケーキ屋さんで、ケーキを沢山買って家で、帰って来る息子を待ってました。


『4キロも、よく走った。頑張ったね。         来年は 泣かないでね。』
             母より。




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