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「最高の1日」を本気出して考えてみた

あなたが考える、朝起きてから眠るまでの「最高の1日」ってどんな1日ですか?

朝ゆっくり飲みたいコーヒーは何色のマグであなたを待っているでしょう、家に帰って囲む食卓はどれだけくだらない話で笑えているのでしょう。

どこまで詳細にあなたは理想の1日をイメージすることができますか?

最高の1日を考えると明確な目標が見えてくる

実は先日、旅と仕事を両立させる仲間たちのコミュニティ #旅ときどき仕事 の古性のちさん主催で「最高の1日を考える」WSが行われました。

残りわずかな平成最後の目標だ、と一斉に周りは掲げ出すけど、私はその勢いが苦手。スロースターターな私にとって、三が日の間に目標を定めてせーので走り出すという世間の流れにちょっと疲れてしまうのです。

そんな中、このWSは無理なく目標設定が見えてきてなおかつ仲間とシェアすればそれいいね!と会話も広がる素敵な試みでした。

実際に書いてみると今の自分の現状と、理想のために足りないことは何なのかが明確に現れてきますし、シェアすることで「一緒にやろうよ」「それならオススメがあるよ」とあたたかい情報交換の場が生まれます。最初発表するのは少し気恥ずかしさも感じましたが...コツとしては

📖「朝起きる」だけではなくて「どこで」「誰と」「どんなシチュエーションで」まで詳細に書くこと

📖 1人で集中してやること

📖実現不可能だとは考えず、自分の心の声を第一優先に書いてみること

半年に一回くらい考えると良いそうなので、スロースタートがお好みの方は試してみてはいかがでしょうか。そしてシェアすることで優しいアドバイスや共感できる仲間が増えていく世界がもっと広がればいいですね。

では最後に、つらつらと私の最高の1日をしたためておきます。それ私もやりたい!やこれオススメです...!などあったら是非コメントくださいね!

私の最高の1日はきっと地球にハグしてる。

朝6時半。外が明るくなってきたのをまぶたの裏で感じながら。
春の朝はまだ少し肌寒いかな、と思いつつも えいやっ と起きて、顔を洗い始める。
太陽の匂いがするふわふわタオルはいつも寝起きの肌を優しく包み込んでくれる。

カーテンを開けると光がわっと差し込んできて、寝起き頭のスイッチがカチリと切り替わる。
窓辺に吊るしたクリスタルのサンキャッチャーは新鮮な朝の光をまとって、ツン、と指で回転させるとその虹色の輝きを部屋中に拡散させていった。奥の奥の部屋まで虹色が満ちていく。

窓を開けると、緑の元気な匂いが爽やかな風とともに遠く湖、そして山々へと、私におはようと声をかけて駆け抜けていった。

ここは地中海かどこかかしら。

白湯を一口含んでラジオをつけたら朝食の準備の合図。
昨晩余ったピクルスやハムが少しあったなぁ、今日はスペインの朝食にしよう。
市場で仕入れた新鮮な野菜を乱雑に切って、盛りつけながら考える。

今日のコーヒーは旅仲間がお土産でくれたインドネシアの豆。
棚には祖父が現役の医者だった頃に使っていた薬瓶を再利用して各国のコーヒー豆、紅茶シリーズが詰められており、
その日の気分で選ぶ。コーヒーの抽出と同時に、今朝の一皿が仕上がった。

出来上がった色鮮やかな朝食を庭へ運び、庭の中心に備えたテーブルで朝食をとる。
あ、今日なかなか朝から張り切ったかもね。と空腹のお腹に自問自答する。
椅子に腰掛けたまま手を伸ばし、近くに生えているバジルの葉を摘んでそのままパン・コン・トマテの上に乗せた。

終わったら自分のイングリッシュガーデンの緑たちに水をたっぷりあげて、
部屋着から着替える。8時半。

朝のメールチェックをして、今日の1日のスケジュールを決める。

今日はファッション雑誌と旅雑誌の写真編集を午前中に集中して終わらせよう。
来月の打ち合わせもSkypeで早く済ませてしまいたい。
午後は一件来客ありなので今のうちに自家製のアイスハーブティーを仕込んでおく。

家から一番近いカフェは近所で馴染みの顔のおじいさんや、熱心に新聞を広げるビジネスマンまで、
様々な人が行き交う。今日はココアね。と瞳の青い店員さんに注文し、
いつもの窓辺の席で集中して仕事を済ます。
運ばれたココアには春の新作クッキーも試食でつけてくれていた。
昼食はカフェで人気の春野菜たっぷりのパスタだ。

午後2時前。そろそろ来客の時間なので家に戻る。
自家製ハーブオイルが欲しいというお客様が来店。アイスハーブティーをお出しして、
体調と用途に合わせたオイルをお出ししする。別に郵送でもよかったのだけど、今回はハンドマッサージをして直接「手当て」をしてあげたかったのだ。
少しすっきりとしたお顔のお客様を送り出し、

そろそろ、西日がまたサンキャッチャーをキラキラと反射させる。

家の対面キッチンからは外が見える。
ふと顔を上げると、日が山の向こうに沈みかけて空が七色のグラデーションに染まっていく。
休日に作り置きしていた食材で晩御飯をこしらえながら、
ある日日本へ帰る途中の飛行機でぼんやりと眺めた、この空色のことを思い出していた。

午後7時。夜は作り置きおかずと蒸した魚と白ワインで手早く済ませ、
熱々のお風呂にゆっくりと浸かる時間を大切にする。
お風呂で次の企画などを空想しつつ、風呂上がりはボディケアの時間勝負。

午後9時。お気に入りの映画が今夜は地上波初放送、ということでノートPCを抱えてベットに潜り込み、
情報収集を片手間にのんびり鑑賞。
が、結局がっつり鑑賞してしまって、午後11時。
いい感じに眠気もやってきて、次の旅の予定を妄想しながらそのまま夢の中で見知らぬ国へと旅立っていくのでした。

あなたの最高の1日はいかがでしたか?

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