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冬支度

感染症にかかってふらふらしているうちに庭の冬支度がすっかり遅くなってしまった。

今日が庭仕事の最後のチャンスだ。
土が凍ってしまわないうちに。

外で冬越しするにんにくを10片
いちばん東の特等席に植える
落ち葉をかぶせ
その上にさらに土を散らす
コンポーストを埋める場所を掘り返しておく

キッチンの生ごみ堆肥はくるくる回るスピナーに入れて半年かけて熟成.…しているはず。
動物に掘り返されないよう少し深めに埋めなければ

リンゴの木には

りんご3本と1番奥はネクタリン

バーラップを巻く
寒さよけというよりリスに根っこや幹を齧られないために。

今年収穫ゼロ(!)だったネクタリンには寒さよけの黒い不織布を巻きつけた。
ナイアガラ近くの農園からやって来たこの木。少しの緯度の差がこの木に合わないのかもしれない。

結婚記念樹のサンドチェリーにも
バーラップを撒いたリンゴの木の右に見える黒いのがコンポースト製造機

このりんごの木は
文字通り一本の枝だったものだ。
廃園になったりんご園から分けてもらって挿し木にしたのだ。
あれから4年。
まだ花は一度も咲かないけれど・・・。

天気はいいが1時間ほどの作業の間に冷え上がってしまった。
見るとマイナス3°C
厚手のフーディにニット帽。二重手袋。
でも顔が冷たい!

一旦家に入る。
中の暖かさが体の底から嬉しい。

ガラス戸を閉めるとそこに見えるのはミュートにした動画。
水鳥のマーランドたちが湖を悠々と泳いでいる。
あるものは波打ち際までやって来て餌をついばんでいる。
彼らにとっても湖水が凍る前の冬支度だ。

そして
今日はとりわけ
空が近い

この地に居れば
空はいつだって湖の続きにあった。

湖が凍っても少しの開いたエリアを見つけて水鳥たちは空から舞い降りてくる。彼らをまったく見かけなくなったら、湖は完全に閉じられたという証拠だ。

ある年の冬。
ひとつ前の写真とほぼ同じ位置から撮ったもの
湖上をATVが行き交う

長い長い冬が待っている。

日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。