【詩のようなもの】探検家

車窓から眺める景色
ビル群から住宅街 やがて緑が多くなり
ビルは山となり車輌には一人きり
ホームから車両へと流れ込む人の群れに恐怖を感じ
逃げるように飛び乗った反対側の車両
あの恐怖はなんだったのだろう?
いつもの通勤風景だったのに
いつもの通勤車両だったのに
終点の駅のホームのベンチで考えてた
スッと立ち上がり改札を抜けると
思い切り背伸びをして深呼吸をした
『分からない事の一つや二つ
世の中 分からない事だらけじゃないか』
携帯の電源を切り 定食屋を探す事にした
もうすぐ昼だ 何か発見がありそうな気がする

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