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#5 インドネシアのweb3スタートアップがNFTでメロン農場に投資できる仕組み「5harvest0」を本格販売開始 (Podcast スクリプト)

PitchForkは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説するPodcast番組です。

このnoteでは、番組で話したエピソードを書き起こして一部再構成したものをお届けします。(耳派の方は、SpotifyとApple Podcastで配信しておりますので、以下から聴いてみてください〜)

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トークスクリプト

おはようございます。
11月19日 土曜日、ピッチフォークのタナカカズヒロです。
この番組、ピッチフォークは、海外のアグリフードテックに関するニュースについて、5分でゆるく解説する番組です。

今日のニュースは「インドネシアのweb3スタートアップがNFTでメロン農場に投資できる仕組み「5harvest0」を本格販売開始」です。

はい、というわけで、ゆるく解説していきたいと思いますが、今日は海外のアグリフードテック界隈でも話題になっているweb3の文脈を取り入れたプロジェクトについて、インドネシアのニュースを取り上げます。

5harvest0という会社は、インドネシア出身のSabdoさんという方が立ち上げたスタートアップです。

この方は、もともとは農家で、特にコモディティ作物、コーン、ココナッツ、ソルガムなどを栽培していたみたいなんですが、価格が低迷していて買い叩かれる課題や、農村から海外への市場アクセスしたいけどなかなかできないという課題を抱えていたようです。

そこで、輸出希望者を取りまとめて、海外のバイヤーと交渉するような機会なども作ったようですが、なかなかうまくいかない日々が続いていました。

そこで、メタバース、NFTに出会い、海外から直接インドネシアの農場に投資してもらうという仕組みを作りたいということで、今年の6月に試しに5.6haの農場(水田、メロン畑、コーヒー畑、ピーナッツ畑)を小分けにしてNFTを販売して、収穫高に応じて配当を出すという仕組みを、実験的にやってみたということのようです。

その後、11月になって、一般販売も開始し始めているということで、あんまりメディア向けにリリースはしていないみたいなんですが取り上げさせていただきました。

例えば 、いま売り出されているメロン農場のNFTだと、1ha単位で農場の権利を購入できるのですが、大体現在のレートで100万円ちょっとくらいで購入できて、利益の45%がNFT保有者、残りの45%が農家、5%が運営会社、5%が保険にそれぞれ分配されるような仕掛けのようですね。年に4回収穫できて、投資回収期間は5年という感じみたいですね。

いや〜、リアルな農場の権利を、NFTで流動化するということで、面白い取り組みだと思いました。第一次産業とweb3の関係性については、様々な動きがありますので、こちらも引き続き注目していきたいと思います。

はい、ということで今回は、このあたりで終わりたいと思います。

今回ご紹介したニュースや引用元は概要欄のリンクにまとめていますので、よかったらみてみてください。では、また。


【参考にしたWebサイト】


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