自己紹介：妻の転勤の機に福祉施設の施設長を退職し、持ち家も処分。当時13歳の娘と家族３人で2023年夏にオーストラリアに移住の48歳。現在子育てと家事全般を行う完全専業主夫。ワーホリのタグ付けをしているが、ワーホリではなく働く予定も特になし。一応、社会福祉士だが外国ではなんの意味もない。吉本芸人チャド・マレーンがオーストラリアを「ラリア」と呼ぶことに感銘を受け、そのまま使用する。

毎日、日に幾度もベランダから景色を見る。

タバコを吸いながら、コーヒーを飲みながら、洗濯が終わるのを待ちながら、パスタの湯が沸騰するのを待ちながら。・・・今日は天気悪いけどね。

流れる車やその先に広がる住宅地や、さらにその先にある豪華客船を見ながら思う。

これだけの人間がいる。

俺が見渡せるだけでこんなにもたくさんの人間の営みがある。

よく氷河や森やなんかの大自然を目の前にして「人間の小ささ」を感じた、と言うような言葉を目にすることがある。

でも俺はそこに感情移入はできなかったんだよね。40ん億年の歴史と、たかだか数万年の時間しか持たない人類を比較することに実感が持てなかった。感受性が鈍いせいもあるかもね(´∀｀)

でもさ、今この時にこれだけの人間がそれぞれの事情の中で悩みや喜びや悲しみや何かを抱きながら生きているってことが、なんかとても不思議で、なおかつとても愛おしいと思う。

カフェインとアルコールとTHCと。

もう少し日が暮れると家々の窓には光が灯り、眼前を通り過ぎる車は家路を急ぎ速度を上げる。シドニー湾に浮かぶ客船からは花火が上がるはず。その全てに「生」と「愛」と「悩み」がある。すべてにそれぞれの営みがある。

数年前に話題になった『君たちはどう生きるか』のコペルくんじゃないけど、そのことに今更ながら愕然とするんだよね。

カフェインとアルコールとTHCと。

シドニーに来て半年。カフェインとアルコールとTHCがごちゃ混ぜになり覚醒とも酩酊ともつかない思考の中で、悩みも喜びもごちゃ混ぜの生活の中で。

沖縄にいる時は「仕事」「人間関係」「経済」「健康問題」「将来」その他いろんなものがごちゃ混ぜになりそれが「生活」だった。

でも、今はそれぞれを別の視点から見ることができるようになった。気がする。その一つ一つが大事だと言うこともわかった。

そして、なにがいいのか悪いのかわかんないけどさ、でも今は少なくとも

「俺は今現在幸せか？」

それを基準に物事を考えるようになった。

さて(´∀｀)

「俺は今現在幸せか？」そう考えるに至った俺の精神状態。それは何故か。

日に何度も大量に摂取する「カフェイン」か？

昼間から口にする「アルコール」か？

はたまた日本では数年に一度しかお目にかかることのなかった「THC」か？

覚醒と酩酊とチルアウト。

こんな文章を書いている今は確実に「THC」だな🤣