西行に憧れて

歌枕の地、謡、歌、詩への違和感考察。 推測につき取扱ご注意下さい。 真理探求の旅日記。

西行に憧れて

歌枕の地、謡、歌、詩への違和感考察。 推測につき取扱ご注意下さい。 真理探求の旅日記。

最近の記事

錦木伝説

謡曲「錦木」の錦木塚が秋田県鹿角にある。 昔から「錦木」と「狭布の細布」は歌枕であり、名だたる歌人が謳っている。 謡曲「錦木」は、旅の僧が、陸奥の狭布の里で、女は細布を、男は錦木を持った夫婦の市人二会い、その売物の謂れを尋ねると、答えた。 〜この辺の地域では、男は思いこがれた女性には門に錦木を3年3ヶ月≒千日、たてつづける風習がある。ある男が毎日毎日、錦木を゙立てに来ていた。そのことを知っていた相手の女性も、段々男性の事が好きになっていった。。  然し、女性は身分の違

    • 善知鳥安方の考察

      青森市にある善知鳥神社は、藤原定家や西行が和歌を残し、能、猿楽、浄瑠璃、歌舞伎などにも演じられる、謡曲「善知鳥」の地です。 長い年月の中で、創作や尾ヒレ、えひれがくっついて、善知鳥神社や善知鳥については、なりたちや文化自体がぐちゃくちゃに解らなくなっています。 一つずつ、自分自身も今回整理していきたい。 まず、善知鳥(ウトウ)という鳥は存在します。 ウトウは卵を一つだけ産むそうです。 そして、雄鶏と雌鳥が協力して卵を孵化させ、餌を運び、雛を育てます。 この事から、夫

      • 擬洋風建築のチカラ

        函館のポテンシャルといえば、擬洋風建築の数では?と感じる。 擬洋風建築とは、近代化の中でも従来の大工さんが近代的洋風建築に携わった建物のこと。。 街を歩くと、ホテルにしたり、飲食店にしたり活用は勿論ある。けれどやはりターゲットは観光客に留まっているように見える。 函館の住民にヒアリングをしていないので、確かな事は云えないが、スーパーマーケットや日用品物販のお店が、元町付近には極端に少ない様に感じる。人口が減り街を縮小させなければならない現状で、観光地範囲

        • 船魂神社と義経

          函館にいる。 ペリーから迫られて開かれた、幕末からの歴史ある港だけあり、西洋文化や、独特の雰囲気が色濃く残る街だ。 1日中歩き回り、「擬洋風建築」のフィールドワークと、神社・寺・教会を巡り「祈り」を中心に1日は過ぎた。 なんと!源義経北行伝説の史跡がここ函館にもあったのだ。それが「船魂神社」だ。 船魂神社は、融通念仏で信仰を弘めた良忍が観音堂を開いた事で始まったらしい。。それが何故神社になったのか??謎めいている。 船魂神社は函館山の麓、元町の基坂近くにある。 良

          はじめに

          「生きる」というのは、何か? 「生かされている」というのは、何か? 素朴で純粋な疑問です。 「宇宙の真理」だから、考えても詮のない事ですかねぇ? 「遺伝子に組み込まれた情報」だから生物として考えたり、感じたりしては、意味のない事ですかねぇ? 詮のない事や、意味の無い事を感じたり、考えたり出来てしまう人間は、きっと、真理の仕組みにおける欠陥ですよね ? 「生きる」事 そのものに、意味を持たせ無ければ、私は気が狂います。 先人達もきっと、真理への探究に挑戦し続けた筈です。