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日本の若者あっぱれ!

日本の若者あっぱれ!

今日は麻布十番祭りで、街は人で溢れかえる。
祭りの終わりに居酒屋で少し飲んでいたら(もちろん満席)初老の外国人の女の方が(フランス人)が1人で席の空くのを待っている。

たまに席が空いても、この店のきまりでテーブル席は1人で座れないとのことで、いつまで経っても女性は座れない。そんな訳の分からない仕組みのために席が空いても座れない意味不明の状況に(店員さんも説明できないので)大困惑。しかもラストオーダーまであと少し。
僕の両隣りには若者のグループが2組いた。

僕たちは再三、もう閉店間際なんだから座れせてあげればいいじゃないと店員さんに言っても(まあ勝手にルールを変えらるないのであろう)拉致が開かない。

痺れを切らした右隣りの若者が、店員さんに、僕の隣少しスペースがあるから入れてあげてください、オーダーは(席ごとに携帯でするタイプだったので)僕が一旦払いますから…と男気のある発言。

若者よー良くぞ言った!

と、ところが、椅子がないとのことで、結局座れず。

すると隣のちょっとヤンキーな若者グループの一人が、オレ立って飲むからって席を空けて、女性を勝手に座らせる。

おーおまえも見た目はアレだけど、いいやつじゃないか‼️

としたら店員さんが、お会計は分けられませんので、と。

そこで、おじさん(つまり僕)は、いやいや僕のところで一緒に払うから問題ない!と。

若者たちはそれぞれ先に帰っていったが、ヤンキーグループ、"アニキありがと"と声をかけられて、右隣りの若者ともお互いに感謝しながら別れた。

もう本当に感動したぞ、おじさんは!



やっと女性は、オーダーできることになり、僕が代わってレモンハイ(初めて飲むそうで)と刺身の盛り合わせをオーダー。

女性は、嬉しそうに飲んで食べている。
どうも仕事で来ていて10日東京に滞在して、水曜日に帰るとのこと。

日本は、(意味不明なルールに溢れてるけど)みんないい奴でしょマドモワゼルー

そして僕はカードで、支払いを済まし女性に、ご馳走すっかんねとつぶやいて店をでる。おそらく女性は(英語はあまり話せないので)意味はわからなかったであろう。

でもおじさんは、久しぶりに爽快な気持ちで、何よりも日本の若者がみんな優しくて思いやりがあることに感動を覚えながら喧騒を後にした。

日本の若者あっぱれ。
おじさんも負けんなよー

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