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キーボードの好み

巷では「自作キーボード」という沼が広がっているようで、60%が良いであるとか、やっぱり赤軸だよね。などという話が盛り上がっていますが、キーボードという装置は「慣れ」が大きく影響するので、どうしてもその人それぞれの環境であるとか経験によって、好みがハッキリと出ます。

私の場合、そもそもタイプライターからスタートしたので、ちょっと硬めで指の移動範囲が短いものが好みだったのですが、指の長さは長いほうなので、あまりコンパクトにすることには魅了を感じません。実はその頃に最もシックリ来ていたのはIBMのゴルフボール型のヘッドを持つタイプライターで、お値段も張っていたので丁寧に作られていて、適度な遊びとシッカリした打刻感があるものでした。

IBM Selectric typewriter

その後はパソコンになり、APPLE][のキーボードが基準となるのですが、パソコンが新しくなるたびにキーの数が増えていきました。GUIが標準の時代になると、キーボードよりもマウスで操作する頻度の方が増えてきたのは確かなのですが、マウスに持ち替えるのが面倒なので、未だにキーボードのショートカットを多用しています。そういう訳でいろいろな機能キーを使う頻度は高いです。ノートPCなどではいろいろな機能キーの一部が省略されたり、Fnキーを併用するようになっていることも多く、こうなると使いにくくて仕方がありません。機能キーの位置は指が覚えているので、INSキーがどこに行ったのかなんて探すのは勘弁してほしいのです。

今はひとつのPCしか使わないということはなく、自宅にも職場にもそれぞれPCがあり、移動して使うノートもあるので、これらで出来るだけ同じようなキーボードが使いたいのです。そうすると一番制約のあるノートのキーボードが基準となってしまうんですね。そのため昔はストロークの深いほうが良かったのですが、だんだん薄型のストロークの短いのに慣れてきてしまいました。打刻感も少なめのほうが打ちやすく感じるようになってしまいました。人によっては、同じキーボードを持ち歩いて、同じ環境を構築する人もいるようですが、さすがにキーボードを持ち歩くのは勘弁です。とはいえ、もう随分と昔になりますが、いろいろなキーボードを使うとコーディングの能率が落ちると言って、大きなキーボードを持ち歩いていた人もいましたねぇ。「キーボード一枚、サラシにまいて~」

ということで、今、メインに使っているのは、ヘッダ画像にあるキーボードです。

キーボードにしては安物で、ゲーミングっぽく光るのですが、添付ソフトで色を設定でき、驚いたことに同じソフトでマザーボードやグラボの光り方まで設定できたりします。その手のモノを追加はしていないのですが、グラボのロゴだけは光るので、そこは温度によって色が変わるようにして使っています。設定が出来るのが幸いしてキーの色は落ち着いた、かなりマイルドな中間色にしてあります。まあ色はどうでも良いのです。出来るだけキーは沢山あったほうが良いです。一般的なキーだけではなくメディアコントロールもよく使います。マクロキーもゲームじゃなくて設定周りのキーにバインドしてあります。

英語配列も悪くはないのですが、英語配列のノートPCを選ぶのは結構難しくて、Windowsの場合、本体と外付けで異なる配列を使うと混乱しか起こらないので、諦めて日本語配列に統一しています。設定が合わないと縦棒(|)とかバッククォート(`)が行方不明になったりするので、コマンドラインを使うときに致命的です。

左右分離型も使ったことはあるのですが、実はマウスをつかんだままキーを打つこともよくやるので、左手だけで右側にあるキーも打つことがあります。これをやるには分離型は使いにくいんですね。だからこそ右側にもシフトやコントロールも欲しいです。

とはいえ、時々違うキーボードに浮気をしてみたくなることもシバシバで、実は自作キーボードにも熱い視線を送っているところではあります。自由にカスタマイズできるからこそ、こんな私に向いているものもありそうですものね。

#キーボード #自作キーボード #キー配列 #打刻感 #キーストローク #分離型キーボード  

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