知る人ぞ知る新宿二丁目というか、丸ノ内線新宿御苑前駅近くにある太宗寺に寄りました。ここは自分が幼稚園に通っているような時代、近くに父親の会社のオフィスがあり、母親が書類を届けに行っている間に、このお寺の境内で遊んでいたりしたという曰くがある懐かしい場所です。

そういえば、この時代のオフィスって、入り口にコート掛けがあって、お客さんは帽子を被っている人も多くて、事務の人は肘から先にシャツが汚れないようなカバーをして書類を書いていたという風景でした。手元にはソロバンですよね。ここに行くにも都電に乗っていたような覚えがあります。

さて太宗寺で一番目を引くのは、このお地蔵さんです。

広い境内の片隅からいつも見守られているような、子供には今よりも大きく感じられて安心と言うか、ちょっと怖かった記憶があります。当時はアスファルト舗装ではなくて玉砂利じゃなかったかな。境内なんで遊具があるわけでもなく、ひとりなのでただ走り回っていただけだった気もするのですが、結構、いろいろなものがあります。

大きめな建物はお不動さんと閻魔堂があります。

本堂はお寺っぽくない建物です。

お不動さんの隣には小振りな建物が２つほど。

塩かけ地蔵は中が真っ白に見えますが、これ塩です。左右の灯籠をよく見ると、ちょっとカワイイ。

この石のいわれは良くわからないや。

そうそう、表通りからひとつ内側に入り込んだところです。裏にある公園とは繋がっていなくて、いったん通りに出てぐるっと回ります。

浄土宗 霞関山 太宗寺

太宗寺

太宗寺

オフィスはほどなくビルの建て替えで移転してしまったのですが、掛かりつけのお医者さんが近くだったりしたので、高校生くらいまではどきどきは行っていました。もう半世紀も経つというのに、この辺りの景色は変わったような変わらないようなという感じですね。

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