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手の軸について

こんにちは!
今日は松本先生に教えていただいた、手の軸を僕なりの考え方で話して行きたいと思います。

前回の「手を大きく開こう!」を更新してから2週間ほどが経ちました。
実践されている方は、手が少しずつ動き始めた頃ではないでしょうか?
パーが開くようになって来たり、グーが小さく出来るようになって来たり…と、
更に変化が出ると手首まで細くなって来て、腕の形まで変わって来ますよ!
その調子で続けていただければと思います。https://note.mu/kazuya_725/n/n7bd6230833b9
もし、まだ読まれていないなら、先にこちらの記事をご覧ください。



それでは、本題に入って行きたいと思います。
今日は更にレベルを上げて、手の軸について話して行きたいと思います。

みなさん手の軸って五本の指の中でどこにあると思いますか?




そんなん中指に決まってるやん!っていう方が多いと思います。

では、一度 回内回外を行なってください。

下の図のように肘を曲げて、手のひらを上に向ける動作を回外、下に向ける動作を回内と言います。

親指、人差し指、中指、薬指、小指と順番に軸にする指を変えて行なってください。

どの指を軸にして動かすのが、やりやすかったですか?

やっぱり中指ですか?



中指がやりやすかったと答えた方は、残念ながら不正解です。

正解は人差し指が軸です。

え?
何を言ってるねんっていう方もいると思います。

それでは、なぜ人差し指が軸なのかを話して行きます。

人の腕はこのようになっています。
前腕部に橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という骨があります。
この2つの骨のうち、回内回外の時に動く骨は、橈骨だけです。
尺骨は骨の構造上 肘の曲げ伸ばししか出来ません。
無理矢理動かそうとすると、ケガにつながってしまいます。


感の言い方はお分かりかもしれませんが、
どうすれば綺麗に回内回外出来るのか、ということですが、この橈骨を綺麗に動かすことです。

橈骨の延長線上にあるのが、中指ではなく、人差し指だから、軸は人差し指になるのです。

左の図が回内位、真ん中が中間位、右が回外位となります。
それぞれ、このように骨が動いています。
水色がついている骨が橈骨です。

緑の丸で囲んでいるところを、腕橈関節と言うのですが、ここが綺麗に動くと人差し指が軸になり、綺麗に動かせます。


ということです。
ここまでちょっと難しい話をしてしまいましたが大丈夫でしょうか?



それでは、人差し指を軸にして綺麗に動かす方法を紹介して行きます。

まず、肘を曲げてもらって、丸のついた部分を片方の手で触ってください。

触った状態で回内回外を行なってください。
中指軸で行うのと、人差し指で行うのを比べて見てください。


上手く出来ている方は、人差し指軸の方がクルクルと回っている感じが得られると思います。

コツとしては人差し指が軸というのを意識し過ぎずに、手で抑えてる腕橈関節をクルクルと回すことです。
イメージとして、小さい丸を描くイメージで行うと上手く出来ます。
大きな丸を描くと、手首が変に捻れて、人差し指が軸ではなくなってしまいます。

回数などはあまり決めずに、自分の好きなタイミングで、好きなだけやってください。

やってるうちに上手くなってくると思います。


それではまとめていきます。

まとめ

手の軸は中指ではなく、人差し指である。

なぜなら、回内回外の時には橈骨しか動かないから。

なので、橈骨(腕橈関節)を綺麗に動かしましょう。

結果的に、人差し指が軸になります。

すると、痛みは改善していき、パフォーマンスもアップしていきます。


ということでした。

別に手の軸なんて、中指でも人差し指でも変わらないと思うかもしれません。

ですが、間違った動きを繰り返すと疲労もたまりやすくなり、痛みが出て来て、ケガにつながってしまいます。
逆に、人差し指軸という正しい動きを身に付けることにより、痛みは改善しパフォーマンスアップにつながります。

主婦の方の手首、肘、肩の痛みも消えて来ます。
仕事をされている方なら、痛みが改善するのはもちろん、疲労もたまりにくくなって来ます。

そして、スポーツ選手。
練習前にテーピングを巻き、練習後のアイシングなどを行なっても改善しなかった厄介なケガも治るかもしれません。
人差し指を軸にすることにより、手首、肘、肩の痛みが改善して来ます。
痛みが改善するだけでなく、綺麗に動かせるようになることで、今までにない質の高い動きを身に付けられます。

初めは難しいですが、やっているうちに出来て来ます。

是非、実践していただき、継続していただければと思います。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。



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