家賃11万、目黒在住の勝ち組男。天からシーリングライトを授かる。
みなさんは勝ち組、負け組どちらだろうか?
人の価値の基準は色々だから、判断は難しいだろう。
だけど、僕は間違いなく勝ち組だ。
家賃11万円、目黒区に住んでいるのだからーーー。さあ、思う存分羨むが良い。嫉妬に狂ったみんなに、2chに晒される覚悟もできている。
そんな勝ち組な僕でも悩みがある。社会人1年目にして2回くらい鬱症状気味になったり、急性アル中でぶっ倒れたり、トイレのドアノブが外れてトイレに閉じ込められたした。それも人生だ、勝ち組の僕の心は広い。
ドアノブ事件:https://note.com/kazuyat/n/nbb6d06921205
(スッポリ外れたドアノブ、約8ヶ月間このままである)
そんな勝ち組の僕でも許せない出来事が起きた。昔の偉い人は「仏の顔も3度まで」と言ったが、僕は2回目にして怒ってしまった。僕は短期なのだろうか?
2/11(木)の仕事終わり、今日はいつもより大変な仕事が多かった。ズタボロになったメンタルをボロ雑巾のように引きずりながら歩いた。途中、辛かったので、まいばすけっと(イオン系列のスーパー)に寄ってキンミヤ焼酎とホッピーを買ってるんるん気分だった。
ぼく「さーて、今日もパーッとやりますかー!!!」
と、大きな声を心のなかで叫んでやった(壁が薄いので声にできなかった)。
暗い部屋の中のライトを控えめに引っ張り、電気を付けた瞬間、脳天に稲妻が駆け抜けた。そう、文字通り稲妻だ。
バコーーーーーーン!!!
ぼく「!?ひゃあ!?」
1、
2、
3、
そう、天井のシーリングライトが落ちてきたのだ。
シーリングライトが僅かに僕の頬をかすめたが、僕は一命をとりとめた。車に2回はねられたことのある僕には、避けるなんて容易いことだった。
こんな感じで全てがスッポ抜けた、、、。
ぼく「これって抜けるやつなん!?」
すぐに大家さんに電話。
ぼく「あの、ライトが空から降ってきました。」
ぼく「まぁ、あの、その、全然その修理費請求するとかじゃなくて。。あの、心配なんで観て欲しいんですけど。」
ぼく「ほら、同じことあったら怖いじゃないですか。」
見栄っ張りだった。普通な使い方しかしてないと心に誓えたのでホントは無償で修理してほしかった。
確認してもらうと、ライトの付け根部分がボロボロになっていて、寿命が付きたようだった。ちなみにぼくの家は築40年を超えている。
(スマホ充電なさすぎてキモい)
そして数日後、ぼくの過失が無いと判断され、無事家に明かりが戻ってきた。
嬉しい、本当に嬉しい。。
ただ、明かりが戻ってきただけで、こんなに幸せに感じるのかと一滴の涙が頬をツーッと伝った。
僕もなんでこんなにうれしいのかわからない。
当たり前だった日常が戻ってきたことに、こんなにも感謝ができるなんて。
僕は布団を敷いて、天井のライトを見つめながらこう思った。
ホントの勝ち組ってヤツは……
心が豊かで日常に感謝ができる人なんだなーーー、と。
〜FIN〜
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